しばらくブログから離れているうちにあっという間に1か月過ぎてしまいました。

 

年末からこの間、以前から考えていたことをさらに深堀して考えていました。

 

それは『今後の投資との向き合い方』です。

 

私は現在までFXを主戦場として長く活動してきました。

言うまでもなくFXはレバレッジ取引で、少ない資金で大きなリターンを狙うことができる一方、リスクも大きく、参入者の9割が早期に退場していく世界だと言われています。

 

私はFX歴19年目ですが、私の肌感覚だともっと退場者は多いと思います。

自分の周りでもFXを続けていらっしゃる人はブログなどのつながりでもごくわずかですし、リアルの友人や親族などでは一人も残っていません。

 

最近は特にAIやアルゴリズムの影響でレートが動くことも多く、一昔前とは全く異なる環境にあると思います。

 

典型的なのはチャートパターン。

例えば、ダブルトップやダブルボトムはネックラインを割ると、トップからネックラインまでの距離と同じくらいは下降又は上昇すると言われていましたが、現在はそこをアルゴリズムに狙われてポジションを切られていきます。

トリプルトップを形成したりしながらそのままレンジに突入し、「下がるはず、上がるはず」と思っている人は永遠にロスカットされ続ける羽目になります。

 

三角持ち合いなどもそうです。

高値切り上げ・安値切り下げの拡大三角形は従来からトレードできる形ではありませんが、高値切り下げ・安値切り上げで値幅が小さくなってスクイーズ状態になっていくものは、エネルギーがたまっているのでブレイクした方についていくのがセオリーとされていました。

これも「そうなると思っている」ポジションが狙われてフェイクをかけられロスカット。ドテンした人もロスカットという悲惨なことになることが多いと感じます。

 

ボリンジャーバンドを開発したジョン・ボリンジャーやダウ理論のチャールズ・ダウ、ラルフ・ネルソン・エリオットによるエリオット波動論、ギャン理論、グランビルの法則など有名なチャート分析理論などの提唱者も晩年に経済的に困窮した人が少なくなく、先ほどのチャートパターンもそうですが、マーケットを攻略しようと勉強すればするほど勝てなくなる”構造”は、AIが台頭してきた近年特に認識する必要があるように感じます。

 

『機械 vs人間』の構図はこの世界でも今後さらに激しくなっていくでしょう。特に為替のように数字だけで処理できてしまう世界では人間の心理も理解しているAIに勝つのは本当に難しいと思います。

実需はほんの一部に過ぎず、ほとんどが”投機”の世界です。

 

先月、私は60歳になりました。

年齢ごとの資産のバランスの目安として『100-年齢』という式があるのをご存じでしょうか?

 

例えば40歳の人は「100―40=60」で、現金預金を40%、投資に回す資産を60%にするという考え方です。

 

もちろん人生のステージごとに考慮すべきことはあります。独身の人や、夫婦2人の人、子供が生まれたばかりの人、家を購入した人など様々なイベントが発生しますので一概に目安ということはできませんが、大体のイベントが終わった私のような者には有効かもしれません。

 

60歳になりましたので「100-60=40」

この式によると私の場合、半分以上は安全資産に回し、リスクのある投資には資産の4割程度を回すのが良いようです。

 

FXはハイリスクハイリターンの典型的な”投機”商品です。

いままでさんざんマーケットに焼かれ続け、全部回収するまで辞められないという想いで続けてきましたが、もうそろそろこの考え方も潮時です。

8桁の損失は残りの人生で挽回できそうにありません。

 

FX自体は好きですので続けます。

ただ、今後の生活設計上、少しかかわり方を変えようと思い至りました。

 

”真逆”とタイトルで言ったのは、FXを資産形成の主目的としないということです。

トレードスタイルもデイトレードよりスパンの長いスウィングトレードに変えます。これは経験者ならわかると思いますが、言葉で言う以上に難しいことです。

ですが、負けを取り戻したいという心理がデイトレードに向かわせ、さらにその先のゴールドのスキャルピングに向かわせる…つまり危険な商品に向かっていくというメンタルの限界を露呈しているという自覚を持つべきだと判断しました。

 

実はゴールドについては最近の相場で結構利益を出しています。しかし、これは破滅の端緒についた状態だと分析しており、自分の性格上このまま続けると破滅に向かうことは間違いありません。

 

たくさん思っていることを書きましたが、もう人生も攻めでなくディフェンスに回る年齢を迎えました。

幸い高配当株はプラン通り順調に買い集めを進めています。

投資信託はNISAの限度額30万円/月を全て充てていますので現時点で30%以上の含み益になっています。含み益に大きく貢献していたFANG+は当然その分ハイリスクですので今年からぐっと減らしてリバランスをとる方向に舵を切りました。

とにかく安定が一番。

 

『自己評価が削られてきたFXに人生の貴重な時間を今までのようには使わない。』

 

19年間の検証の結果そういう判断に至ったことを誇り、資産を守りながらこれからも”投資”を続けていきたいと思います。