こんにちは~
坂本哲子です。
さて、昨日は日本ゲシュタルト療法学会主催の学術大会 1日目でした。
ゲシュタルト療法にしては珍しく
ワークショップのない一日。
講演と、各方面における活用例の発表でした。
1日間、座りっぱなしで眠くなるののでは?と思ったのですが
なんのその。面白くてそんな暇はありませんでした。
事例発表では、小学校、大学、ビジネスへの応用例が5つありました。
なかでも小学校の先生が、
小学生に
【選択をし、責任ととる】
というゲシュタルト療法的な考えを伝えるのは
いいなあと思いました。
その先生は、
小学6年生に宿題を
「忘れた」と
言うのではなく
「やらないことを選んだ」
と言ってもらうことで
選択する、ことを教えているそうです。
最初は、戸惑うらしいのですが
次第に
(そう言えば、やってこなくてもいい)
とサボりはじめるとか(笑)。
しかし
1ヶ月もすると、再びやり出したそうです。
面白いですよね~
また、ある研究発表の
「ゲシュタルト療法と他の療法を組み合わせてやっていく」
という主旨に対して
「“他の療法”といっても、ゲシュタルト療法の中では、もともとやっていたことですよね」
という意見が。
「はい。ですが、論文等による、やっていたという“証拠”がないんです。」(笑)。
記録による証拠がない。
お気づきの方もいるかもしれませんが
ゲシュタルト療法は、他の心理療法と比較すると文献が少ないのです。
創始者のF・パールズが、記録を重視しなかったので
論文的なものがありません。
その流れをくんでいるのか、
現在、日本においてもゲシュタルト療法について
書かれた本は、NLPほど多くはありません(笑)。
このことが【ゲシュタルト療法】がなかなか広がらなかった理由とも
言われています。
「学術的に記録にしていく、言葉にしていくことが、広まる秘訣」
というわけどこの学術大会も始まったようです。
2日目の本日は、ワークショップが中心。
楽しんできます!
お読みいただきありがとうございます。