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アバルト プント エヴォ。クラッチペダルを踏んだら、そのまま戻ってこず、クラッチが切れなくなってしまった、との事での入庫。

 

ブレーキフルードのレベルを点検すると、かなり少なくなっていた。どこかから漏れているようで、フルードを足しエア抜きすると、クラッチは正常に作動するようになった。マスタシリンダや配管を点検したが、漏れはない。あとはレリーズシリンダだが、CSC (concentric slave cylinder)タイプなので点検、交換にはトランスミッションの取外しが必要となる。この車のパワートレイン搭載位置は左に寄っていて、エンジン側(タイミングベルト側)は、かなり余裕があるのに、トランスミッション側は、6速という事もあってか、ボディとの隙間はかなり狭い。サービスマニュアルを見ると、トランスミッションの脱着はパワートレイン(エンジン、トランスミッション)Assy 脱着が必要との事。トライしようかと思ったが、素直に従った。

 

やはりレリーズシリンダからの漏れであった。クラッチもかなり磨耗していたので、ディスク、カバーの他オイルシール等、交換。

 

エンジンが降りているので、その他点検すると、タイミングベルトに多数のクラックがあり、状態はよくない。

 

お客様と相談した結果、タイミングベルトやウォータポンプなども交換することになった。作業を進めてスパークプラグを外すと、1番、3番シリンダのプラグがエンジンオイルに浸かっていた。

 

プラグホールエクステンションからのエンジンオイル漏れで、こちらも追加作業。

 

エクステンションを取外し点検。損傷等はないので、シーリングして組付け。

 

全てを組付け。LLCやエアコンガスを充填。不具合が解消された事を確認して、修理完了です。

 

 

 

 

ランチア デルタ(844) 1.8ターボ。信号待ちでエンスト。再始動はできるが、何回かエンスト、再始動をくりかえすとエンジンがかからなくなった、との事でレッカー搬送による入庫。

 

工場でエンジンをかけてみると、普通にかかった。テスタで診断してみると、P0335 クランクセンサと、P1325 ノックメジャーリングサーキットのフォルトが入っていた。

 

クランクセンサは過去故障、ノックメジャーリングサーキットは現在故障となっていた。

 

 

ひとまずフォルトを消去して、エンジンをかけて放置しておくと、そのうちにエンストした。何回か再始動をくり返すと、エンジンがかからなくなった。テスタでエンジン回転を診ると 0rpm のままなので、クランクセンサ信号を受信していないようである。センサを取外して抵抗値を測定してみると、MΩ レベルの数値だった。クランクセンサの不良である。エンジンがかからない状態で、数秒間スタータモータを回すと、クランクセンサとノックメジャーリングサーキットのフォルトが入った。ノックメジャーリングサーキットは何かと思ったが、エンジンがかからない状態でクランキングを続けると入るようで、やはりクランクセンサ不良が原因のようである(気筒判別ができない為?)。クランクセンサを交換、キャリブレーションを実施。症状が解消された事を確認して、修理完了です。

アバルト 500。エアコンが効かない、との事で入庫。

 

ガス圧を点検すると、ほぼ 0 Mpa。また、お客様によると、エアコンの風が臭うとの事。確認してみると、確かにコンプレッサオイルのような臭いがする。エバポレータからのガス漏れと思われるが、念のため少量のガスを充填して、リークテスタで点検。それ以外の目視できる範囲では、漏れは確認できなかったので、HVACユニットを取外す。HVACユニットは、インパネサポートメンバに取付られているので、サポートメンバごと取外す。

 

インパネサポートメンバより取外した、HVACユニット。

 

エバポレータを点検してみると、やはりここからの漏れで、スポンジ部に蛍光剤が付着していた。

 

エバポレータのみの部品供給はなく、ケースに組み込まれた状態での交換となる。ヒータコアやブロアファン、コントロールパネルなどを組替える。

 

全てを元通りに組付け。エアコンガスを充填して、修理完了です。