アルファロメオ スパイダー ABS警告灯点灯修理 | イーグルオートのブログ

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アルファロメオ スパイダー(939) 2.2JTS。初めてのお客様で、ABSやEPSの警告灯が点灯している、との事で入庫。いつ頃から点灯したのかをたずねても、よく解らないとの事。

 

テスタで診断してみると、ブレーキランプスイッチのフォルトが入っていた。しかも、現在故障。

 

このブレーキランプスイッチは2接点式(1つはN.O.接点、もう1つはN.C.)のもので、アルファロメオ147や159、フィアット500など、他の車種でも使用していて、よく故障する。ただ、ほとんどは接点の接触不良で、フォルトは入るが過去故障。ABSの警告灯もエンジンをかけ直すと消えるものが多い。ブレーキフルードの油圧をモニタしてみるが、59Bar まで上げても、ブレーキペダルは踏んでいない事になっている。

 

その他、ブレーキペダルスイッチにからむ機能を点検してみると、不具合が見つかった。通常エンジンをかけるときは、ブレーキペダルかクラッチペダルを踏んでスタートボタンを押すのだが、ブレーキペダルを踏んだ時はエンジンがかからない。また、ブレーキペダルを踏んでも、ブレーキランプが点灯しない!

ブレーキランプスイッチの不具合に間違いがないと思い、スイッチを外してみると...。

 

スイッチとブレーキペダルが接触するロッド部分がなくなっていた。いったいどうすれば、こういう事になるのかわからないが、これではブレーキペダルの状態など検出できるはずもない。ブレーキランプスイッチを交換して、修理完了です。