アルファロメオ 156。リアのパワーウィンドを動かしたら、「バキッ!」 という音がしてガラスが上がらなくなったとの事。しかも左右。手でガラスを持ち上げながらパワーウィンドスイッチを操作して、なんとかガラスを閉めたそうです。
パワーウィンドレギュレータを外して点検しすると、ガラスとレギュレータを連結する樹脂部品が破損しています。
左側のレギュレータ。
右側のレギュレータ。
どちらも、ガイドレールにはまる部分が破損しているので、操作するとガラスが傾いたり、動いてはいけない方向に動いたりして、上がらなくなっていました。ただ、幸いにも他の部分は無事で、ワイヤもからまったりしていなかったので、修理で対応しました。この車、基本的にはパワーウィンドレギュレータAssyの交換が必要ですが、他の車用の樹脂部品を利用して修理しました。
イタリア車に限らずドイツ、フランス車等もこのような構造が多いです。「バキッ!」 と、イヤな音がしたら早めの点検をおすすめします。