ろう学校の先生と話してると、必ずモヤモヤします。
けど、そのモヤモヤが何なのかわからないまま、会話が終わるので、いつも家に帰ってから考えます。
今回は、
○全く聞こえないと大変だから、少しでも残存聴力を活用して日本語を覚えた方がラク。
○声を止めて日本手話でやり取りするのも大事だけど、それだけではなく日本語を覚えるためには口型や母音は出来た方がいいから聴の先生から教えてもらうのも大事。
○聴力はあるに越した事はない。
○私達聴者も英語を覚える時は音があった方が覚えやすい。難聴児も同じ。
という感じで会話をしました。
小学部に上がると地域と同じペースで授業をします。ろう学校の自慢の一つみたいです。
でもそれって子どもの事を考えてるんでしょうか?
聴者が作った教科書は、日本語で分かりやすいように作ってある。
聴者と同じペースでろう学校で学ぶなら、ろう学校の子どもは分からないまま先に進んでしまうんじゃないでしょうか?
同じペースでやるために幼稚部で日本語を書けて読める状態にしなきゃいけなくなる。
幼稚部で1番大切にしているはずの経験や会話から知識を深める事が疎かになる。
日本手話や対応手話、言語を獲得してない状況はそのままで日本語の読み書きばかりに重点を置く。
私は娘の聴力は落ちると思ってます。
難聴児あるあるみたいだから。
別に落ちても構わない。
だからこそ聴力に頼らず生活していける力を身につけたい。
日本語も聴力関係なく見て分かる方法で教えて欲しい。
そのやり方を保護者に教えて欲しいと思ってます。
けど、今のろう学校の考え方は、残存聴力を活かした勉強方法。
子どもに合ったレベルで、聴の先生が考えたやり方で教えているし、アドバイスもする。
もちろん、聴のママは経験も浅いし、難聴児を育てるのは初めてだし、先生は何年もやってきてるから分かってるという自信があるのも分かる。
今現在のろう学校小学部以上を見ると、声と対応手話だけだから、少しでも聞こえてた方が先生とのコミュニケーションもスムーズなのかもしれない。
けど、この現状がおかしいと思うんです。
聴力が軽い子はろう学校の中で出来る子、聴力が重い子は勉強が出来ない子になっているのがおかしい。
今のこの現状を見て、現状に合わせてアドバイスすると何も変わらない。
おかしいと思ってない。
先生は聴力が重い子は勉強出来ないのが当たり前と思ってる。
ただ理解できる言語で説明されないから勉強に苦労してるだけなのに。
これでは現状は変わりませんよね。
って家に帰った後、思います。
でもこの内容を伝えたところで、いやいや!ママは現状を分かってないと説明されるだけだと思うから言いたくありません。
なんでろう学校の先生ってみんな自信満々なんでしょうね。