昨年の決勝と同じ組み合わせとなり2024年のウィンブルドン・男子シングルス決勝は第二シード(N.ジョコビッチ選手)vs第三シード(C.アルカラス選手)の対戦となりました。

 

C.アルカラス選手 6-2, 6-2, 6-4 N.ジョコビッチ選手 

 

準決勝までの内容から「ジョコビッチ選手の方が優勢か」と予想をしていましたが、またしても見事に外れました。

 

(Babolat社がウィンブルドンとコラボしていた頃に購入した振動止です)

 

アルカラス選手はオープニングゲームから隙のないテニスを展開し、エースを量産して第一セット、第二セットを連取しました。

 

ジョコビッチ選手のテニスは「悪い」とは思いませんでしたが、アルカラス選手の猛攻でサービスダウンとなりました。

こんなに一方的な展開になるとは、思っていませんでした。

 

第三セット、ジョコビッチ選手は粘りを発揮してサービスキープを続けていましたが、最終的にアルカラス選手に押し切られてしまいました。

アルカラス選手が"Serving for Championship"の40-0からブレークされたことが唯一の波乱?でしょうか。

 

アルカラス選手は同一年で全仏オープンとウィンブルドンを制した"稀な選手"となりました。凄いですね。

 

 

この試合の感想として、個人的にはジョコビッチ選手のメンタルの強さを感じました。

アルカラス選手のゾーンに入ったようなテニスをみせられても最後まで自分のテニスを崩すことはありませんでした。

こちらも「流石だな」と感心してみていました。

 

 

尚、第一セットであった微妙な判定(ジョコビッチ選手がドロップショットを拾ったところ主審のオーバーコールで"Not Up"とされた)は、別角度の映像で判定通りであることが確認されました。この試合を捌いた主審もまた見事でした。

 

 

 

今年はオリンピックイヤーであり、まもなくパリで金メダルをかけた試合が行われます。

クレーコート → グラスコート → クレーコート (→ハードコートへ)が一か月単位で切り替わる過酷な日程になります。

選手の皆さんが怪我をせずに今シーズンを乗り切ってくれることを祈っています。