ご訪問ありがとうございます
おはよう
ぽんぽん ぽんぽん
ぼくは タンポポン
風待ち列車の 運転手
客車は 3両
たんぽぽ野原 走ってく
ぽんぽん ぽんぽん タンポポン
風待ち列車 タンポポン
なあんて 青い空だろう♫
こんな 空に 出逢うと
たんぽぽ野原に 住んでいた
モグラ君を 思い出すんだ。
今日は
その モグラ君の お話だよ。
「もぐらのパイプ♪」

「なあんて 青い 空なんだ。
あの 空に すめたらな~。」
もぐらは せまくて 暗い 家の 窓から
空を ながめて ためいきを つきました。
そんな ある日のこと
もぐらは
ニンジン畑の 地下トンネルで
1本の パイプを 見つけました。
たばこを すわない もぐらでしたが
カッコいい パイプだなと 思い 宝物に しました。
そして
1日 1回 パイプを ながめていました。
でも
今日は、 なにを 思ったのか、
もぐらは、パイプを 手にとると
吸ってみました。
と、急に
「ゲホゲホゲホッ」
「ゴホゴホゴホッ」
ひどく 咳こんで しまいました。
パイプに 残っていた 畑の土を
吸いこんで しまったようです。
ようやく 咳が おさまった もぐらは 今度は
パイプを ふかしてみました。
すると
パイプから ”モコッ”と 白い けむりが 出て来ました。
「けむり?」
もぐらは 不思議に 思いながら もう一度
パイプを ふかしました。
やっぱり また 白い けむりが ”モコッ”!
「これって 魔法の パイプ?」
もぐらは 面白くなって、
パイプを ふかしつづけました。
そのうち、家中 けむりだらけに なってしまいました。
「これは たまらん!」
もぐらは、あわてて 窓を あけると、
サングラスをかけて 外へ 飛び出しました。
出口を 見つけた パイプの けむりは、
空へ 向かって
プッカ プカプカと
雲のように 浮かんでいきました。
そして
空へ つながる 道のように なりました。
それを 見た もぐらは、思いました。
「そうだ! この けむりの道を 通って
空へ いけるかも!」
さっそく もぐらは
けむりの 中に 飛び込みました。
そして
土の トンネルを 掘るように
けむりの トンネルを サクサクと 掘って
上へ うえへと 上っていきました。
やがて
大きな雲に たどりつきました。
雲の 上に 立った もぐらは
小さな 両手を せいいっぱい 広げました。
そこには
小さな 両手では 抱えきれないほどの 空 そら ソラ。
「空は なあんて 広いんだ! 青いんだ♪」
もぐらの
こころにも 大きな 空が
広がっていく 気がしました。
そして おそるおそる
もぐらは 下を のぞきこみました。
パイプの けむりは もう 消えかかっていました。
あの 暗くて せまい もぐらの家など
見えるはずもありません。
少し さみしい 気はしましたが、満足でした。
「いつか 空に すみたい。」
その おもいが 不思議な パイプの おかげで
かなったのですから。
青かった 空は、
ゆっくり ゆっくりと 茜色に
変わって いきました。
もぐらは ポケットから パイプを とりだすと
「君の おかげだよ」
と、パイプを ふかしはじめました。
モコモコ プカ
モコモコ プカプカ
茜色に 染まっていく パイプのけむり。
やがて
空は
ひとつ ふたつ みっつ
そして
数えれきれないほどの お星さまで
い~っぱいになりました☆
もぐらは 初めて 夜空の 美しさを 知りました。
だまったまま いつまでも いつまでも
お星さまを 見つめる もぐらでした。
おしまい
分かった?
だから
もぐらくんは 今は あ~おい空に住んでるのさ。
青い空に 出逢うたびに
モグラ君を 思い出す ぼく タンポポンなんだ。
by ひだまり.H
キングの空も
なぁんて 佳い空なんだ
今日は18度予報。
いきなりの 20度以下…
私の中では 真冬です
いろいろお気をつけてお過ごしください。
どうぞ
今日の佳い1日を