ご訪問ありがとうございます
今日は 七夕 星まつり
ひだまりの街は
朝雨
今 止んで 薄曇りです
3年前の 七夕に
アップした お話ですが
ひだまりの 好きな お話なので
再アップさせていただきます。
わからんわからんおばあさんの 朝の日課。
今朝も 風のポストから
風のお話便りを 取り出します
封を 切れば
風が フ~~ッと ひとふき
始まるお話は
「青色星ひとで」
ある海の 中に
青色星ひとでが
すんでおりました。
お家は
青い イソギンチャクさんの そば。
青色星ひとでは
毎年
夏の ある夜に なると
青い涙を 流して
イソギンチャクに
語ります。
あ~
空が 恋しい
あの 星が 光る
夜空が 恋しい
だって
私は 星なのよ
帰りたい
もう 海に落ちて
99年にも なるのに
まだ 帰れない
あ~
空が 恋しい
あの 星が 光る
夜空が 恋しい
もう
からだは すっかり 海の青
もう99年も
同じ事を 口にしては
泣いている 青色星ひとで でした。
そして
今年は 100年目。
100年目を 数えた
青色星ひとでは かんがえました。
今年
空へ 帰れなければ
もう
あの空へ 帰りたいと 思うのは よそう。
最後の この1回
落ちてきた
あの 磯に 行ってみよう。
そして
泣くだけ ないて 諦めよう
と
決めました。
ここまで お話を 読んだ
わからんわからんおばあさんが 言いました。
「ブル 行きましょう!」
「どこへ 行く ぶる?」
「決まっているわ。
あの 青色星ひとでさんを お空に 連れて帰るのよ!」
ブルは
ぶるっと みぶるいすると
「あのお星さまは どこの 海にいるぶる?」
「そんなこと わからん わからん。。。」
いつものこと ブルは いたって 落ち着いたもの。
「ほらほら、忘れているぶる♪ 魔法を・・・」
「あ~、そうだったわ♪ そうだったわ!
私は 魔法をつかえるのだったわね。」
わからんわからん おあばあさんは
「さあ、私の 偉大なる 可愛い お耳さん達
どこの海で あの青色星ひとでさんは 泣いているの?
教えて おしえて オシエテ!
ピラピラピラ ヒラヒラピー!」
と、言いました。
やがて
泣いている
青色星ひとでを 見つけた
わからんわからんおばあさんは
急ぎ 青色星ひとでを 抱きかかえると
ブルの背中に 乗って 空へ 飛びだしました。
その間も
青色星ひとでは
青色の涙を 流しながら
泣いて 泣いて 泣きつづけました。
そのうち
どうしたのでしょう?
わからんわからんおばあさんの ひざの上
青色星ひとでは だんだん 黄色に 変わって 行きました。
そして
青色星ひとでの からだが すべて
黄色に なったとき
それは
突然に 起こりました。
ヒューーっと
流れ星になって
空 高く 高く 飛んで行ったのです。
泣いて ないて 青い涙を
流しきることで
もとの 黄色の お星さまに
戻れたのでした。
「まあ、ブル 見て! 流れ星よ、青色星ひとでが
流れ星になって
お空へ帰ったわよ。 佳かったね! 佳かったね!」
わからんわからん おばあさんは
まるで 子どものように
ブルの背中で はしゃぎました。
空から
帰った わからんわからんおばあさんは
風の お話の 続きを 読もうとしました。
「あら?やだわ。 風さんったら 『ありがとう』しか
書いてないわ。おはなし どうなっちゃったのかしら?}
そんな わからんわからんおばあさんを みて
ブルは クスッと 笑いました。
あの お話の 続きは
今 あなたが やってきた ことですよ。
わからんわからんおばあさん
あなたなら
必ず
あの お星さまを
お空に 帰してくれると 思っていましたよ。
「ありがとう」の
一言だけ 残して
おはなしの おわりに
最後の 風が フ~~~ッと ひとふき。
封筒の 中は 空っぽに なりました。
おしまい
by ひだまり.H
飛んで カササギ 最後の 1羽 天の川へ☆
梅雨の 大雨で 被害を 受けた 皆さま
こころより お見舞い申し上げますm(__)m
雨が 早く 止みますように。
1日も 早く 日常を 取り戻せますように。
雨雲を 越えて
七夕の 星空に 願いが 届きますように。。。
七夕の佳い1日を