あなたは
どれだけ 数えたのだろうか
わたしの 流した
なみだの 粒を
あなたに
どれだけ 聞こえたのだろうか
わたしの 吐いた
ためいきの 数が
季節ごとに届く あなたからの便りに
わたしの涙は 乾いていった
わたしの心は 晴れていった
もう
二度と会うことはない母(ひと)になってしまっても
わたしの遺伝子のなかで
あなたは、いつものように
季節の便りを届けては
私を 気遣ってくれる・・・
そんな
あなたの 偉大なこころの前に
わたしは 為す術もなく
ひとり
つぶやいている
ありがとう

ありがとう


ありがとう


