2023年3月5日から3月7日にかけて、日立製作所を出場したN100系の甲種輸送が行われました。


今までの東武鉄道の新車輸送は、本線の車両は熊谷貨物ターミナルから秩父鉄道の三ヶ尻線を使っていましたが、石炭輸送の廃止に伴い三ヶ尻〜熊谷貨物ターミナル間が2020年12月末に廃止。その直前、2020年7月30日のC11-325の譲渡輸送からはJR宇都宮線と東武日光線を繋ぐ栗橋駅の連絡線を経由して甲種輸送が行われるようになっています。


1:24頃。南栗橋車両管区からDE10-1109が到着。両エンドに「大樹」のヘッドマークを装着していました。


1:31頃。愛知機関区所属のDD200-20の牽引でN100系N101Fが連絡線に到着。


6号車(左)と1号車(右)の連結面。純白のボディに大きな六角形の窓がとてもカッコいいです。「廉価版四季島」とか「サフィールとひのとり足して2で割った感じ」とか言わない!!

東武日光・鬼怒川温泉寄り先頭車の1号車は、「コクピットラウンジ」ですね。ラウンジのカフェカウンターでは日光のクラフトコーヒーや、全国のクラフトビールを戴けるとか。


浅草寄り先頭車6号車の側面。100系譲りの流線形の形状が素敵です。6号車は乗務員室直後の少し密接した窓4つ分が「コクピットスイート」で、それ以外の広い感覚で配置された窓4つ分が「コンパートメント」ですね。


1:48頃。東武線の栗橋駅1番線に入線するために下り線に入線したDD200-20とN101F。


DD200が東武線に入線するのは2021年に行われた500系(515F・516F・517F)の甲種輸送に次いで2度目です。

DD200自体、埼玉県内の仕事どころか宇都宮線での仕事すら一切ないので「DD200が自走で宇都宮線を北上した」事実そのものが珍しいです。


愛知機関区の区名札である「愛」と標識に貼られた市の保有物であることを示す「加須市」の非日常感しか無い並びも甲種輸送ならでは。


DD200とN100系の連結面。かなりガッチリした中間連結器で繋がれていました。


1:53頃。東武線栗橋駅1番線に入線。多数の関係者がホームにいましたね。

栗橋駅の駅名標と。上手い具合にロゴと絡められました。ダイヤ改正とスペーシアX運転開始に合わせて路線図と停車駅表が変わってますね。


2:35頃。関係者が引き上げて、甲種輸送名物と化した添乗マスコット達をじっくりと見れました。。

今回は東京スカイツリーのソラカラちゃん・スコブルブル・テッペンペンが添乗してましたが、テッペンペンは反対側にいるので見れずじまいにorz


少し遡って1:57頃には、先に上り線に転線したDE10-1109がN100系と連結するために本線を逆走。


2:20頃には大仕事を終えたDD200-20が連絡線の大宮寄りのデッキに停車。

ホーム沿いに店を構える「つむぎや」の看板と並びました。やっぱり栗橋はこうでないと!


帰り際に橋上駅舎から連結が完了したDE10-1109とN101Fを眺める。

ここにディーゼル機関車がいるのは違和感ありますね。普段はこんなに長居しませんし。


(DD200が推進・解結した関係で)ホームから3号車とDE10がはみ出すくらいには長い…。

このあと、3時15分頃に南栗橋に向けて出発。昼間のうちに正規の6両固定編成に組成された模様。


深夜の甲種輸送、生まれて初めて見に行ったので有意義な体験が出来ました。しかしまぁ寒かった…()


N100系「スペーシアX」の特設サイトはこちら↓


栗橋駅はだいたいこんな駅です↓