平成30年7月31日05時28分 福岡管区気象台発表
台風第12号の周辺の湿った空気が流れ込み、九州北部地方では局地的に雷
を伴った激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。土砂災害に警戒し、
強風、高波、高潮、落雷や突風に注意してください。
台風第12号は、31日03時には奄美大島の東北東約120キロにあっ
て、1時間におよそ20キロの速さで東へ進んでいます。
台風は、31日はやや発達しながら種子島・屋久島地方を反時計回りに進
み九州北部地方の一部が再び風速15メートル以上の強風域に入るおそれが
あります。その後8月1日には東シナ海を西へ進む見込みです。
九州北部地方では、31日夜のはじめ頃から再び強い風が吹き、うねりを
伴ったしけとなる所があるでしょう。
台風周辺の湿った空気が流れ込むため、大分県では、31日夕方から局地
的に雷を伴った激しい雨が降り、8月1日にかけて大雨となるおそれがあり
ます。
また、年間でも潮位が高い時期となるため、九州北部地方では高潮のおそ
れもあります。
<風の予想>
8月1日にかけての最大風速(最大瞬間風速)
対馬海峡 13メートル(25メートル)
九州西海上 15メートル(25メートル)
豊後水道 12メートル(25メートル)
瀬戸内海 12メートル(25メートル)
有明海 15メートル(25メートル)
陸上 15メートル(30メートル)
<波の予想>
8月1日にかけての波の高さ
対馬海峡 2.5メートル
九州西海上 4メートルうねりを伴う
豊後水道 4メートルうねりを伴う
瀬戸内海 1.5メートル
有明海 1.5メートル
<雨の予想>
8月1日にかけての1時間降水量(多い所)
大分県 40ミリ
31日06時から8月1日06時までの24時間降水量(多い所)
大分県 150ミリ
<防災事項>
土砂災害に警戒し、強風、高波、高潮、落雷や突風に注意してください。
今後、地元の気象台が発表する警報や注意報、気象情報などに留意してく
ださい。台風の進路予想や土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては最新
の「気象庁ホームページ」などをご利用ください。