08会計年度の米財政赤字、過去最大の4550億ドル
10月15日11時44分配信 読売新聞
米政府は14日、2008会計年度(07年10月~08年9月)の米財政赤字が前年度比2930億ドル増の4550億ドル(45兆9550億円)と過去最大になったと発表した。
7月の年央財政見通しでは3890億ドルの赤字と予想していたが、米金融危機により金融機関の破綻(はたん)が相次いで、預金保護の費用など支出が急増する一方、景気低迷による税収減で財政赤字が膨らんだ。 国内総生産(GDP)比の財政赤字割合は、前年度から2・0ポイント悪化して3・2%。これまで赤字が最も大きかったのは、イラク戦費がかさんだ04年度の4127億ドルで、財政赤字の増加は4年ぶりだ。 歳出は前年度比2500億ドル増の2兆9790億ドル。住宅ローン大手のインディマック・バンコープなど地方銀行の破綻が続き、米連邦預金保険公社(FDIC)の支出は年央見通しの28億ドルから180億ドルに急増した。イラク・アフガニスタンでの戦争などにかかわる国防費も前年度比660億ドル増の5950億ドルに達した。失業保険など雇用関連費用が同115億ドル増え590億ドルに拡大した。 歳入は同440億ドル減の2兆5240億ドル。2月に成立した景気対策法による所得税減税に加え、経済の減速により個人、法人とも税収減となった。 年央見通しでは、09会計年度の赤字額は4820億ドル。しかし、早期の景気回復は難しく、最大7000億ドルの公的資金で金融機関への資本注入や不良資産の買い取りを行うため、赤字額が膨らむ可能性がある。 |