NY原油、再び80ドル割れ=景気後退懸念で〔NY石油〕(14日)
2008年10月15日(水) 6時55分
【ニューヨーク14日時事】14日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国発の金融危機が世界的な景気後退につながり、エネルギー需要が減少するとの見方が強まり、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は前日終値比2.56ドル安の1バレル=78.63ドルで引け、2営業日ぶりに80ドルを割り込んだ。
米政府は同日朝、大手金融機関に対する公的資金注入計画など一連の金融危機対応策を発表。それを受けて信用不安が大きく後退したため、急伸して始まった米株価を眺めて、原油相場も買いが先行した。
しかし、金融危機に歯止めが掛かっても、既にさまざまな米経済指標では景気減速の傾向が明らかになっており、「リセッション(景気後退)入りは免れない」(米エコノミスト)との見方は根強い。
新興市場国でも金融市場の混乱の影響は色濃く、経済活動の停滞で原油の長期的な需要は落ち込むとの観測が広がったため、取引終盤に掛けては一転して軟調となった。
12月物は2.73ドル安の78.95ドルだった。
▽改質ガソリン=反落。中心限月の11月物は3.28セント安の1ガロン=188.48セントで取引を終えた。
▽ヒーティングオイル=大幅安。11月物は8.13セント安の1ガロン=225.97セントで引けた