円、101円台=リスク回避で円買い〔NY外為〕
週明け6日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米欧の株式相場の急落を眺め、円の買い戻しが進み、一時半年ぶりの高値となる1ドル=100円22銭をつけた。午後5時現在は101円75―85銭と、前週末午後5時(105円27―37銭)比3円52銭の大幅な円高・ドル安で推移している。
アジアや欧州の主要株式市場が軒並み5%超急落したことを受け、朝方からリスク回避の動きが強まった。その後開いた米株式市場でダウ工業株30種平均が1万ドルの大台を4年ぶりに割り込むと、円買いが加速。対ユーロでは当市場としては約3年ぶりに1ユーロ=135円台をつけた。
市場の関心は、3日に成立した金融安定化法の実効性に集まっている。「不良資産の買い取りが進まなければ、資本注入などさらなる政策対応を市場は催促する」(邦銀筋)との声が聞かれた。
金融危機に対するEU(欧州連合)の政策対応も注目材料。信用不安は欧州で深刻化しており、地域全体の対応が取れるかが焦点となっている。
ユーロは同時刻現在、対円で1ユーロ=137円45―55銭(前週末午後5時は145円08―18銭)、対ドルでは同1.3498―3508ドル(同1.3767―3777ドル)。