日清やグリコ、中国以外から原料調達へ メラミン問題
中国で牛乳や粉乳を使って製品をつくっている日本メーカーが、原料の仕入れ先を中国以外に切り替え始めた。中国の大手乳業メーカーの乳製品で、化学物質のメラミンが検出されたためだ。
日清食品は、香港で販売するデザートの材料に使う牛乳の調達先を、中国以外に切り替えることを検討している。1個220グラムの製品のうち使われる牛乳は3グラム程度。牛乳は、ほとんど中国産だったという。
香港政府の食品安全センターの調べでは、日清の製品からメラミンは検出されなかったが、日清は「想定外のものが入っていたという認識に立ち、安全が確保できる調達先に切り替えたい」(広報)という。
江崎グリコでは、中国で生産・販売するビスケットに使う粉乳の製造元が、メラミンが検出された中国の大手乳業3社のうち1社だった。この粉乳は中国で回収対象になっていないが、グリコは調達先を豪州などに切り替えた。
中国で「午後の紅茶」を製造・販売するキリンビバレッジは 、「乳原料の大半は中国国外のもの」としながらも、問題の業者のものが含まれていないか確認を続けている。