GDP底上げ 「こだわり消費」カギ 高級時計、車などで動き | 【未来予測・世界情勢・政治・経済・金融・有事・戦争・災害・スポーツ・芸能・サイエンス等の時事情報ブログ】 http://ameblo.jp/e269/

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GDP底上げ 「こだわり消費」カギ 高級時計、車などで動き


 内閣府が17日発表した平成19年1~3月の国内総生産(GDP)速報は、個人消費が前期比0・9%増と2期連続でプラスとなり、設備投資にかわって日本経済を押し上げる姿を映し出した。晴れの日が続いた天候要因で消費を底上げした側面もあり、力不足の感はにじむものの、宝石・時計など嗜好(しこう)品が個人消費の押し上げに貢献するといった新たな傾向がうかがえる。消費の現場からは、今後の消費動向は「こだわりの強い消費者を、どれだけ引きつけられるかがポイント」(流通大手)との声も聞こえ始めた。

 三越日本橋本店(東京)では、今年2月までの半年で100万円以上の高級腕時計が483本売れた。前年比2・8%増で、スイス製高級品「パテック・フィリップ」などが中心という。

 1000万円超クラスも売れ始め、ふるわない100万円未満の商品との好対照ぶりを、同店の担当者は「品質を見極めて、高級品を、こだわりで選ぶ傾向が出ている」と説明する。

 こうした“こだわり消費”の傾向は自動車でも顕著だ。高級車と軽自動車が売れる二極化構造といわれるが、「二極化というより、消費者のこだわりに応じる魅力があるかどうかが分かれ目」(大手幹部)というのが業界の共通認識。各社とも不振の小型乗用車の魅力づくりに余念がない。

 旅行業界ではJTBのが50歳代以上をターゲットにした高額ツアーで、「価格の高いホテルから埋まっていく」状態。要望にみあえば出費をいとわない姿勢がうかがえる。

 外食産業の好調ぶりも見逃せない。東京・銀座の高級フレンチレストラン「ロオジエ」は「土曜日の予約は3カ月待ち」の人気ぶり。日本フードサービス協会がまとめた今年3月の既存店売上高は3カ月連続で前年を上回り、ファストフードなどでかつて吹き荒れたデフレ傾向にも一服感が出てきた。

 今後の個人消費が、この“こだわり消費”に左右されるのは間違いない。しかし、消費が景気全体を牽引(けんいん)するほどの力を持つためには、一層の雇用情勢の改善や、給与所得の向上といった大きな課題が残っている。