弁当屋のパラソルがずらりと並ぶ中、昼食の弁当を買い求めるサラリーマンら=那覇市の久茂地交差点近く
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昼食時のオフィス街などで軒を連ねる県内の弁当屋が、4年で200軒増えている。1個300―400円程度の弁当は、忙しいサラリーマンや昼食代を節約したいOLから「手ごろでいい」と好評。弁当屋が多く立ち並ぶ激戦区では野菜中心の“メタボリック対策弁当”や本格的なアジア料理弁当など、趣向を凝らした商品が並び、各店とも顧客獲得に懸命だ。
県福祉保健部薬務衛生課のまとめによると、2001年に732軒だった弁当屋と仕出屋は毎年増え続け、05年には930軒に。那覇市や浦添市などを管轄する県中央保健所管内では過去10年間で、仕出屋を含む弁当屋は約1・6倍に増えた。
同保健所の担当者は「最近は、弁当屋を始めたいと相談に来るケースが増えた。居酒屋などの飲食店が弁当を売るケースも目立つようになっている」と話す。競争もし烈になっており、同保健所管内で01年12月から今月18日までに営業許可を受けた279軒のうち、約半数の135軒が店を畳んだ。
昼食時に13軒がパラソルを広げる激戦区、那覇市の久茂地交差点近くで営業する弁当屋「とらや」の屋良愛理さん(34)は「ここで弁当を売るようになって5年ぐらいになる。おかずは野菜を中心に300円の弁当でも約6種類。お客さんの数は増えたが、従業員も増やしたので相変わらず薄利多売です」と話していた。
弁当を買い求めていた金城孝さん(47)=会社員=は「時間がない時に利用している。最近はカレー屋などもあり、数が増えて見る楽しみもある」と競争を歓迎。アジア料理の弁当を買った野里陽子さん(33)=同=は「週に3、4回は弁当屋を利用している。新しいお店ができると買ってみたくなる。昼食代はなるべく500円以内で抑えたいというのがあるので、お弁当は便利」と話していた
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