自己紹介


わたし→50代専業主婦

旦那 →50代会社員

子ども1人♂(自立して一人暮らし)

トイプードル♂10才


築26年戸建て住宅🏠

ローン完済💵



私の母は、私が21歳で結婚して間もない頃、家に転がり込んできました。結婚2年目のことでした。最初は「慰めてあげなきゃ」と思って受け入れたのですが、1週間、2週間経っても帰る様子はなく、いつの間にか自分の身の回りのものを揃え始めました。そこから実に25年もの間、私の家で暮らすことになったのです。


本来なら長男の嫁として、旦那の両親の面倒を見ればよかったのですが、実際には自分の母を優先して面倒を見る生活が始まりました。若かった私は「もう実家に帰って」と言う勇気もなく、母を受け入れるしかなかったのです。


母は特定疾患を抱えていて、年齢を重ねるごとに介護が必要になりました。最終的にはショートステイを利用し、やがてケアハウスに入所。そこで1年ほど過ごした後、肺炎をきっかけに入院生活に入りました。


今思えば、息子が18歳になり関東の大学へ進学したときに、私ははっきりと気づきました。――本当に子どもを愛しているなら、子どもの家庭に転がり込むなんて、どんな事情があってもできない、ということに。私は母の介護を続けながら、ずっとその想いを抱えていました。



そして、母が家に来てしばらくしてから知った事実があります。母は若い頃に浮気をして、父をひとり残してしまっていたのです。だから私は今でも父に申し訳ない気持ちが消えません。


母との25年間は、私の人生を大きく変えました。若かった私には受け入れるしかなかった選択ですが、その経験を通して「親子の在り方」について、深く考え続けてきたのだと思います。

介護は、まるで出口の見えないトンネルのようなものです。家という閉ざされた空間で、誰からも評価されることなく、ただ孤独に続けていく仕事。あの頃の私は「どうして私だけが…」という気持ちにとらわれていました。


けれども、介護から少し離れてみて、ようやく気づいたことがあります。――それは、誰もがみんな何かを背負って生きているということ。辛いのは私だけじゃない。私なんかよりも、もっともっと大きな苦しみや戦いを抱えている人がたくさんいるのです。


介護を離れた今だからこそ、初めて世の中を俯瞰で見ることができるようになりました。あの頃には見えなかった景色が、ようやく少しずつ見えてきた気がします。