京都鉄道博物館開館記念レポート第4回、最後は本館3階スカイテラスと扇形車庫・蒸気機関車展示エリアを紹介していきます!
本館3階にはJR京都線・山陰線・東海道新幹線と京都の風景を一望できる展望デッキ「スカイテラス」があります。また京都貨物駅(梅小路ターミナル)がすぐ下にあるので、貨物列車も間近に見ることができます。今回は初来訪ということで京都らしさの出るカットを2枚撮ってみました。
テラスにあるモニターでは付近を走っている列車の情報を見ることができます。ウワサによると試運転列車の表示も出せるとか・・・?!
スカイテラスから本館2階に下りると、SL展示エリアへの連絡通路に出ます。この連絡通路からはSL扇形車庫が一望できます。扇形車庫と保存されているSLは梅小路蒸気機関車館からそのまま引き継がれていますが、扇形車庫の看板は「梅小路蒸気機関車館」から「梅小路蒸気機関車庫」に変わっていました。
連絡通路から扇形車庫内のSLを眺めます。C62とD51の間に挟まれたB20の小ささがよく分かりますね・・・w
連絡通路はSL第2検修庫に隣接しており、検修庫内で整備・改修中の車両を窓越しに見ることができます。この日は復活整備中のD51-200の分解された姿がありました。こうしてみるとSLに使われている部品の数って多いですね・・・w
梅小路蒸気機関車館時代の一番人気だった「SLスチーム号」も客車更新を経て運転されていました。開館記念仕様のスチーム号は栄光のC62-2号機が担当し、注目を集めました。閉館直前の梅小路蒸気機関車館では閉鎖されていたスチーム号を間近に見れる芝生広場も再び開放され、動態保存機の迫力満点な姿を見ることができるようになりました。
C62-2号機特有のつばめマークとマスコットキャラクターが描かれた開館記念ヘッドマークを間近で記録しました。(現在は通常のヘッドマークに交換されています)
こちらが更新されたスチーム号用トロッコ客車です。レール運搬車「チキ」を種車に改造され、往年の客車特急をイメージしています。オハテ321‐1・オハテフ310‐1と形式記号も一応割り当てられているので、本線走行も可能なんでしょうか・・・・w?
扇形車庫内は梅小路蒸気機関車館時代の面影が強く残っており、少し懐かしい気分に浸れます。庫内にあった展示模型や資料の一部の位置は変わっていたものの、やはり梅小路蒸気機関車館時代ほぼそのままの姿でした。
客車休憩室として使われている50系は再塗装され、綺麗な姿になっていました。貫通路のステップにはつばめマークが描かれていましたが、梅小路時代にはなかったような・・・?
そしてSLスチーム号最終便の後には梅小路時代にもあった「アレ」が見れるとのことですが、2時間ほど空き時間があったため鉄博スイーツをいただくことにしました。
こちらはキハ81系をモチーフにしたスイーツ「パンケーキ」です。2枚のパンケーキがブルドック型のボンネット、キハ81が描かれたクッキーが特急シンボルマークにあたっていると思われますw 添えられたベリー類もなかなかww
そして連絡通路に出ると、ちょうどこの日のスチーム号牽引を終えたC62-2が転車台での方向転換に入っていました!梅小路時代には見られなかった高い位置からの転車台回転シーンも、この連絡通路によって見られるようになりました。この後火床整理・給水・給炭を済ませ、再度転車台で方向転換したのちに扇形車庫に入庫しました。
そして最後に本館に戻り、一番見たかった500系・581系・489系の3並びを記録して京都鉄道博物館を後にしました。鉄道仲間の方の話によると、このシーンは来館者が少なくなる閉館直前の時間帯が一番撮りやすいのだとか・・・w
出口は梅小路時代の出入り口だった旧二条駅舎でした。駅舎内にはミュージアムショップが拡大併設されており、グッズの種類も大幅に増えていました。土休日など混雑している日は先にお土産購入しておくのも手だそうですw
以上、4回にわたって京都鉄道博物館をレポートしてまいりましたがいかがでしたでしょうか?関西最大級の鉄道博物館だけあって、館内すべてを1日で回るとかなり充実していました。入場料は交通科学博物館・梅小路蒸気機関車館時代に比べると高めでしたが、その魅力と楽しさは価格以上だと感じました。みなさんも機会があればぜひ訪れてみてください!
今回は以上です!夏休み特集2016の遠征紀行はこれからが本番なので、そちらもお楽しみに!