三国美千子「いかれころ」読了した。
序盤、よく読めなくて登場人物たちも多くてちょっと難しいなと思いながらも少しずつ読んでいったけれど、すばらしい小説だった。新人賞受賞作を読んでうまいな、おもしろいな、と思うことはあれ、小説としてすごい! と感動することはあまりない私ではあるけれど、これは、中盤以降から小説としてすごい! と感動した。選評にも書かれてあったけれど、谷崎潤一郎の「細雪」を思いだした。正統派の純文学だと思う。差別のことが描かれている、けれど、差別という問題よりも、この一族の人間関係の描きかたの濃厚さに、感動した。叔母の志保子に関しては、哀れみともなんともいえない気持ちに胸の奥が狭まる。
この回は、2000以上も応募数があり(新潮っていつもそう?)、候補作のふたつは前回の候補者でもあってなかなかたいへんな回だったのではないか、と思うけど。
選評を読むと他の候補作に対し厳しめ? の意見が書かれてあったりした。
それにしても川上未映子の受賞者への「たくさん書いてくださいね」の言葉はうれしいエールだなと思う。鴻池さんのときも書いてた。
Twitterでは、「いかれころ」は芥川候補に入ると思ってた、という意見がちらほらいて、私もこれなら入りそう、だと思った。
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そして私の近況。
原稿が94枚までいった! 下手くそでもいいや書いてしまえ、と思いながら書いたので後の推敲がたいへんだけど汗 プロットではあと2、3シーン書けばOK。それを書けば100枚は超えるかな。でも応募要項には100枚「程度」からと書いているので、読み方によっては100枚絶対超えなきゃならないとはいっていないのかもしれない?
とはいえ、ほぼ確実に100枚以上は書きます。来週中には初稿あげます〜!(宣言