阪急阪神ホールディングス(HD)傘下のホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」(大阪市北区)のラウンジや同ホテルが経営する中華料理店「香桃(シャンタオ)」などで、メニュー表示と異なる食材を使った料理が提供されていたことがわかった。同ホテルは25日までに改善した。
ホテルによると、香桃では「車海老(えび)」と表示しながらブラックタイガーを使っていた。また「芝海老」と表示しながらバナメイエビを使用。ルームサービスで提供する「自家製パン」についても、2種類を既製品で代用し、1種類を外部業者に製造委託していた。
さらにラウンジやルームサービスなどで提供した「フレッシュ・オレンジ及びグレープフルーツジュース」はホテルで絞るのではない容器詰めのジュースだった。パンは少なくとも2~3年前から、ジュースは昨年10月から常態化していたという。
阪急阪神ホテルズの偽装表示問題を受けて調査し、判明した。同ホテルは「表示の正確性に関して十分な知識と認識を欠き、最終部門長の確認不足が直接的な原因だ」とした上で、「本来あってはならないことで、慎んでおわび申し上げます」とコメントを出した。25日朝、オリオル・モンタル総支配人は取材に「誤表示だった。ジュースは生絞りだと品質にばらつきが出るため、容器詰めジュースを使った」などと釈明した。
同ホテルは阪神電鉄の子会社が経営し「ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニーL.L.C」が運営する。香桃はホテル内にあり、格付けガイドブック「ミシュランガイド京都・大阪・神戸・奈良2013」に一つ星の店として紹介された。
■総支配人「誤表示という認識」
オリオル・モンタル総支配人と報道陣の25日朝の主なやり取りは次の通り。
――偽装という認識はあったのか
フレッシュジュースは意図的ではなく、誤表示という認識だ。ほかについては調査中でわからない。
――返金の予定は
検討している。
――利用者に伝えたいことは
事態を深刻に受け止めている。信頼を取り戻せると信じてやっていきいきたい。
――これまでの経緯は
阪急阪神ホテルズで発覚した問題を受けて、調べ始めた。調査が終わっていないので公表していなかった。
表示が偽装!信用がなくなります。
一方 食中毒を出したホテルはどうでしょう!こちらも信用がなくなります。
例 結婚式の出席者の中にノロウイルスに感染していて二回 嘔吐した。