【D流 記憶術】 その2 | カリフォルニアの建築家日記

【D流 記憶術】 その2

【D流 記憶術】 その2
~記憶するための条件

この記事はD流 記憶術ー本編と関連して発行してマス。

本編を読む


以前も説明したけど、「脳」は未知の世界だから沢山の学者達が独自の研究をして、
いろいろな研究結果が報告されているんだよ。世界では英語で報告されることが基準となっているので、英語やドイツ語などが読めるようになると、もっと詳しく「通訳なし」に理解できるようになるよ。

ここではそんな理屈や証明という分野ではなく、
記憶する必要最小限の情報だけ紹介するね。
また、独自の解釈も沢山あるから、「個人の意見」として理解してね。

1 TIを確認すること
2 時間がある時にリラックスし、ゆっくり読むこと。
3 覚えることが目的ではないので、メモをとらないこと。



【記憶するための条件】 その2

D流 記憶術は


「全ての情報を動画として覚える」



前回は記憶するために必要な条件を一緒に学んだよね。

【記憶するために必要な3つの法則】を読む
Three things to remember anything...



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1. 保管場所を設定する
Mental mail box: place to put an information


2. 全て明確な画像にする
Turn into Vivid picture

3. 画像と画像はボンド(接着剤)でつなげる
Mental Glue to hold the pictures in place

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でも、動画だったらなんでもいいという訳ではないんだ。 残念

ポイントはどうしたら「忘れられないストーリーを造るか?」ということ。。。
つまり、これも脳の機能を利用してしまえばいい。

1 物語で登場する情報(イメージ)は明白で詳細な画像にすること

2 接着剤(アクション)は生き生きした感情を使して、沢山の動きを加えること

3 ストーリーの内容は大げさにするほど良い。また現実離し、バカバカしく、面白く、悲しく、痛々しく、うるさく、クレイジーな内容にすること。




「っえ?  なんだそりゃ?」

ちょっと待ってね、話はこれから。


長期貯金で一番大切なのは「動画のインパクト」らしい。
インパクトが大きければ大きいほど自動的に記憶することができるんだよ。


つまり、現実離れしたクレイジーな物語であればあるほど、
努力無し(数稽古無し)に一発で脳に焼き付けることができるというわけ



悲しいこと、痛かったこと、楽しかったこと、緊張したこと、大笑いしたこと、
ビックリしたこと、とても悔しかったこと、気持ちよかったこと、そして、クレイジーなこと


そういうストーリーを自由気ままに造ればいいだけ。


ちょっと練習してみよう。

→ メンタルグルー(接着剤)の使い方を練習する

(11月07日)






この方法は当然、人に話す必要が無い。
ただ頭の中で観る「動画/画像」というわけ。


「でもこんなことしなくては覚えられないの?」


前回も説明したけど、覚え方は沢山ある。
でも殆どは“数稽古”であり、時間がかかるんだ。
それから時間が過ぎると忘れてしまう。。。
思い出したかったら、もう一度やり直し。。   


一つ一つの物語を造るには練習すれば早くて1分、
とても複雑な情報(法律関係のセクションを暗記するなど)も20分あれば覚えることができる。  

もっと良いニュースがあるんだ。

この方法は一度覚えたらずっと覚えているということ。
だから、わざわざ本をもう一度読んだり、学習し直したりということからおさらばというわけ。  一度記憶したら、復習法も変わるんだよ。

テストの前などに、もう一度さまざまな物語の出し方を練習するだけ。

その時にフック(置き場所)を見つけて引き出しを開けるだけ。



このようにして考えてみるのはどうかなぁ?

「頭の中では無限の世界を体験できることができる」

「いろいろな世界を同時に体験することもできる」


読むより、聞くより、書くより、
頭の中では光より早い速度で物語を観ることができるんだ。



物語に関係する一つのフックを見つけるだけで、
現実では2時間かかってみる映画を一瞬で観ることができる。


みんな、だれもが生まれた時から素晴らしい記憶力を持っている。

別に特別な“おまじない”も必要ないんだ。

ただ、覚え方を変えれば良いだけ。




この記憶術は決して「かっこいい」わけでもなく、「常識外れ」ってバカにするかもしれないね。。 でもね、自分はこうやって「時間の戦い」から脱出して、卒業前は「時間を楽しむ」ような世界に変化させることができたんだ。

やり方はクレイジーかもしれないけど、効果があれはいいんじゃないかな?


それが
Work Smart :) だと思うんだ。

一生懸命はあたりまえ。
根性/努力だってあたりまえだよ。

だって、「やろう」って決心したんだからねぇ。




半年前だったかな、久しぶりに“試験”を受けたんだ。。笑 
LEED (Leadership in Energy and Environmental Design)という環境エネルギーデザインに関する特殊免許。 ちょっと大人の免許って感じかなぁ.
これがまた覚える内容が多いこと。。苦笑

学生時代と違って社会人はもっと時間がないんだよね。。悲笑 ←言い訳か?! 

環境建築基準やデザイン/施工プロセスを環境を思考してコントロールする検査項目、定義値、詳細情報、など形のない情報ばかり。 これこそ丸暗記では間に合わない状態。。

通常は試験準備に4-6ヶ月かけることが常識なんだけど、仕事の合間を利用して5週間で準備完了(週末x4(1日8時間x4=32時間)+残りの2週間は毎日夜2時間(10日x2=20時間)、テスト3日前4時間(2日x4=8時間)、前日休憩(1時間)=合計約60時間)、テストも196/200で合格というわけ。  効率も良いし、効果も抜群 笑。

自分が頭が良いというわけではなく、新たにプログラムされた'映画’に関する質問に答える練習をしただけ。。 

だれだって好きな映画の内容を質問されたら、答えられるでしょう? 笑。


「風邪引いたブタさんが飲んだ薬の名前はなんですか?」


「ブタさんはどこから戻ってきたのですか?」


「冷蔵庫には何が入ってますか?」


「イチロウさんが右手に持っていたものは何ですか?」


テスト中、自分の頭の中では、そんな質問になっているから
(確かに実際はもっと細かく、クレイジーなストーリーですが。。)

「ブタ? あぁ。海外旅行で風邪引いたブタさんのことだね。
お酢とワインが混ざった、“スワイン”だよ。」 
っと一瞬で画像が浮かぶわけ。

※ ちなみにN1H1のインフルエンザを英語でSwine fluという。←試験内容とは全く関係なし。


でも、世間では、
「わぁ~ 凄いなぁ。 なんでそんなに覚えが早いの?」だって。

当然、覚え方なんて誰にも聞かれたことがないし、教えたことだってない。
自分が発明したわけでもないし、覚え方なんて万とあると思う。

自慢話に聞こえてほしくないなぁ。 きっとみんなならポイントがわかってくれると思う。


世間が凄いと思うことも、実際やってみると実はあっさりできてしまうってこと。

ちょっとした考え方の違いでね。。。

もしそれが実力というならば、それでもいい。

でも、みんなが持っている能力は同じだと思うんだ。。。

問題は使い方にある。


だから、Work hard⇒Work Smart :)



さて、今日はここまで、
let's take a break.



次回は具体的な例を使って練習してみよう。
【記憶術 実践例&ヒント】→(11月09日発行)




See ya,

D