暑さ寒さも彼岸まで | てにを舎の考具 考える日本語®

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日本語を学びなおしてみると、今まで気づかなかったルールや魅力が見えてきます。
少しだけことばに意識を向け、日本語について考えてみませんか。

四季のある日本では、季節の変わり目が起こります。
夏の暑さが和らぎ、しのぎやすくなるのがちょうど秋分の日ごろ。
また、冬の寒さが和らぎ、徐々に暖かくなってくるのが春分の日ごろと言われています。

この期間を「彼岸」とも言います。


彼岸とは、もともと先祖の霊を祭る、春分の日・秋分の日の前後3日間を含む7日間を言います。この時期、先祖の墓参りを行うのが古くからの慣わしです。
この「彼岸」はサンスクリット語の「パラミタ」を漢訳した「到彼岸」の略語だと言われています。


本来の意味は、迷い煩悩に苦しむ生存の岸(此岸)から、修行によってそれを渡りきった悟りの岸(彼岸)に至るということです。


ちょうど、春分・秋分の日は太陽が真東から出て、真西に沈むことから、その日没に西方にある極楽浄土(彼岸)を想い、極楽を願ったことから、この時期を彼岸と呼ぶようになったようです。