寅さんのことば | てにを舎の考具 考える日本語®

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日本語を学びなおしてみると、今まで気づかなかったルールや魅力が見えてきます。
少しだけことばに意識を向け、日本語について考えてみませんか。

いま、毎週土曜日夕方から映画「男はつらいよ」シリーズが放送されています。
もうすぐ終わりに近づいていますが、何度見てもやっぱり「寅さん」はいいです。


特に後半に入り、寅さんの恋愛話から、満男が仕事や恋愛に悩むようになってきてから、人生経験豊かな「寅さん」の一言はすごく心に響いてくるものがあります。


きょうは、「男はつらいよ」の中から心に残る名台詞を紹介してみます。
これも、言葉が持っている不思議な魅力の一つだと思います。


「いいかあ、人間、額に汗して、油にまみれて、地道に暮らさなきゃいけねえ。そこに早く気が付かなきゃいけねえんだ」第11作 「寅次郎忘れな草」より。

働くとは、どんなことなのか、改めて考えさせられる言葉です。


満男「人間は何のために生きてんのかな」
寅 「難しいこと聞くな、お前は・・・何と言うかな、あー
生まれてきてよかった。そう思うことが何べんかあるだろう。そのために生きてんじゃねえか」第39作 「寅次郎物語」
これまでに何度、「生まれてきてよかった~」と言ってきたでしょうか。


「思っているだけで何もしないんじゃな、愛してないのと同じなんだよ。愛してるんだったら、態度で示せよ」第45作「寅次郎の青春」
恋愛に限らず、何事も思っているだけでは伝わらない。何か行動しなければいけないんですよね。