昨日のブログとも関連しますが、よくこういう質問を受けます。
「どうしても1つの文がながくなってしまい、自分でも何を書いているのか分からなくなってしまいます。何かいい方法はありますか」
たいてい、こうなる原因は、頭の中で思いつくままに書き始め、これをもっと説明したい、これも言いたいということになって、区切れがつけにくくなっているわけです。
そのために、一つの単語に対し、いくつもの修飾語等を施してしまいます。
例えば、
私の会社の営業部では、世界のセレブ達の意見を取り入れた画期的ともいえる最新の科学の研究の粋を集めて開発された新規原料のエキスを用いた40代以上の肌の衰えが気になる女性の方に向けた化粧品「ABCD」を9月1日より発売することになりました。
この一文、文字数は118文字あります。20字詰め原稿用紙で6行です。
この文の言いたいことは何かと言えば、私の会社が化粧品を発売する。ということです。句点まで入れて14文字。たったこれだけのことを伝えるのに、あれこれといろいろな言葉を付けたしていった結果、約10倍になってしまっています。
上記の例文をもう少し改善すると次のように書けます。
私の会社では、9月1日より最新の原料を用いた化粧品「ABCD」を発売します。この化粧品は、40代以上の女性を対象としたもので、世界のセレブ達の意見を取り入れて開発されました。新規原料は、世界の科学の粋を集めたもので、エキスとして配合されています。営業部から発売されます。
なるべく例文に入っている言葉を取り入れると、こんな感じになります。これだけでもだいぶわかりやすくなったのではないでしょうか。
例文の中でも出てきたように、わかりにくくする原因は、私の会社の営業部、や最新の科学の研究の粋 など、「の」の多用です。
また、次のように接続助詞「が」も多用すると、とても分かりにくくなってしまいます。
<現在の事務管理報告書では情報という言葉が多く使われているが、従来の事務管理は、事務を、読み書きといった作業としてとらえ、次に帳票の処理や保管とし行われていたが、それに代わって、事務を情報処理及び通達へと発展してきたものと考えられるからである。>
どうでしょう。何が言いたいのかまったく分かりません。
現在の事務管理報告書では、情報という言葉が多く使われている。その理由として、従来事務処理として行われていたものが変化したと考えられる。もともとは、事務処理と言えば、読み書きや伝票の処理であった。しかし現在では、事務を情報処理及び通達へと発展している。
とにかく、文は伝えるために書くもの。単純明快が一番わかりやすい。情報は追加していけばいいのである。