4年生の時に子どもがカンニングをしたことがありました。
当時は私も仕事から離れており、子どもの学習にしっかり目を向けていたので、テスト直しをしていた時に気がつきました。
教科は算数でしたが、正答率が高いものを落としているのに、応用種別の難しい問題が正解していたからです。
問題用紙をみると、計算過程が途中で止まっており、最後まで答えを出せていないのは明らかでした。
子どもに問いただすと、カンニングをしてしまったことを認めました。
その場では、全く自分の為にならないことだから、もうしないようにしてね、と厳しく注意をしましたが、その数カ月後にまた同じことをしたのです。
理由は明確で、私のせいです。
算数の点数が悪くて怒られるのが悲しかったから、と泣きながら言いました。
怒っていたつもりはないのですが、叱責口調だったのは間違いありません。
良く出来る教科については、ろくに褒めることもせず、得意ではない算数にだけ目を向け、間違えたところの指摘ばかりしていました。
この問題を解けていたら、あと10点は点数が伸びたね、というように。
言い方も前向きではなく、ため息混じりに言っていました。
私が子どもを追い詰めていたのです。
たかが塾のテストで、です。
遊びも我慢して、きちんと勉強してテストを受けている子どもに向かって、出来ないことばかり指摘していたのです。
本当に最低な母親だったと、今思い返しても情けなくなります。
子どもは親に褒められたり、見守られているとわかると、嬉しそうな顔をしますよね
と、ある本に書かれていたことが目につき、原因は自分だったと気がついたのです。
それから中学受験に関する書籍もたくさん読み、自分を改めることに注力しました。
私が以前よりピリピリしなくなったせいか、子どもの不正は、それからはなかったと思っています。
6年生になり、受験が近づくと多くが自分の為に勉強を頑張るようになります。
けれど基本的には、子どもは親の喜ぶ顔を見たいから、まだ小さな体で受験勉強を頑張っていることを忘れてはいけないと思います。