みなさん、こんばんは(^^)
史上最大級と言われる台風8号が接近していますが、無事でしょうか??
北海道では、昨日地震もあったので、不安定な一週間になりそうです
さて、3週にわたってお送りした助動詞も、今回がラストです。
最後に、これまでに学習した助動詞を含む慣用表現について見ていきましょう!
ただ和訳を丸暗記するのではなく、「なぜそのような意味になるのか!?」考察しながら見て参りましょう!
【1】canを用いた慣用表現
① cannot help Ving:「Vせずにはいられない」
a) I cannot help falling in love with you.
(→「あなたを好きにならずにはいられない。」)
エルビスの代表曲にも登場する、有名なフレーズですね!
エルビスの原曲も良いですが、筆者はハイスタがカバーしたやつも好きです(^^)
また、この文は以下の通り書き換えられます。
a’) I cannot help but fall in love with you.
② cannot V too …:「いくらVしても足りない」
b) You cannot be too careful about your health.
(→「あなたは、健康に注意してもしすぎることはない。」)
また、この文は以下の通り書き換えられます。
b’) You cannot be careful about your health enough.
【2】mayを用いた慣用表現
③ may well V:「Vするのももっともだ、当然だ」
c) Her attitude is so rude that he may well get angry.
(→「彼女の態度があまりに無礼なので、彼が怒るのも当然だ。」)
また、may well Vには意味がもう1つあります。
④ may well V:「おそらくVであろう。」
d) It is eight years since he graduated from college, so he may well be over thirty.
(→「彼は大学を卒業して8年になるので、おそらく30歳を超えているだろう。」)
③と④とどちらの意味がふさわしいかは、文脈で判断しましょう。
次に“may well”と非常に紛らわしい“may as well”という表現を見てみましょう。
⑤ may as well V:「Vした方がよい、Vした方がましだ」
e) We may as well go home…there is nothing interesting here.
(→「ここには面白いものが何もないので、家に帰った方がよい。」)
決して、前向きな意味で「Vした方がよい」と言っている訳ではなく、
“ここにいても仕方がないので、やむなく”家に帰った方がよい、という感じです。
また、具体的に「何をするよりマシ」なのかが明記された形もあります。
⑥ may as well V1 as V2:「V2するくらいならV1する方がましだ」
f) You may as well give up the job as do it by halves.
(→「その仕事を中途半端にやるくらいなら、やめた方がましだ」)
このとき、V1だけでなくV2も原形であることに注意しましょう!
【3】wouldを用いた慣用表現
⑦ would like to V:「Vしたい」
g) I would like to see her again.
(→「私は彼女にもう一度会いたい」)
“want”よりも幾分やわらかなニュアンスの表現です。
⑧ Would you mind Ving?:「Vして頂けますか」(依頼)
h) Would you mind opening the window?
(→「窓を開けて頂けますか。」)
動詞mindの基本イメージは「~するのをいやがる」という意味です。
つまり、直訳すると「あなたが窓を開けに行くのはイヤですか。」となります。
つまり、遠回しに相手に“Vする依頼”をしていることになりますね(^^)
一方、mindの後ろに“my”が入ると、意味が変わってきます。
⑨ Would you mind my Ving?:「Vしてもよいですか」(許可)
i) Would you mind my smoking here?
(→「ここでタバコを吸っても良いですか。」)
今回は“my smoking”ですので、あくまでタバコを吸うのは「私」です!!
つまり、「僕がここでタバコ吸うの、イヤかい?」と尋ねているのです。
したがって、遠回しに相手に“Vする許可”を求めていることになりますね(^^)
⑩ would rather V1 than V2:「V2するよりもむしろV1したい」
j) I would rather stay here with you than go abroad alone.
(→「私は1人で海外へ行くよりも、あなたとここにいたい。」)
例文f)と同様、V1とV2の両方とも原形であることに注意しましょう!
【4】have toを用いた慣用表現
⑪ have only to V:「Vさえすればよい」
k) You have only to study English.
(→「あなたは、英語を勉強しさえすればよい。」)
“have to”だと「Vしなければならない」という意味ですが、
haveとtoとの間にonlyがはさまると「Vだけすればよい」となります!
また、この文は以下の通り書き換えられます。
k’) All you have to do is (to) study English.
ということで、助動詞のシメに、重要なイディオムを紹介致しました。
確かにこの手の表現は、最終的には頑張って覚えなくてはなりませんが、
皆様の記憶に少しでも残りやすいように考慮して、説明を展開してみました。
微力でもお力になれましたら幸いですので、ぜひ繰り返しご覧下さいませm(_ _)m
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【コラム2】「“品詞”のとらえ方(仮)」
さて、先日コラムを掲載する予告をしておきながら、予定通り更新できずに申し訳ございません。
5月【各論1】にて“品詞”というお話をしました。
筆者の経験を踏まえた観点から、最低限認識して頂きたい内容をまとめてあります。
しかし、最近別のブログで、違った観点から品詞について語っている記事を発見し、私自身も非常に見識が広がりました。
その記事を紹介しながら、品詞について改めて考えてみようと思います♪
史上最大級と言われる台風8号が接近していますが、無事でしょうか??
北海道では、昨日地震もあったので、不安定な一週間になりそうです
さて、3週にわたってお送りした助動詞も、今回がラストです。
最後に、これまでに学習した助動詞を含む慣用表現について見ていきましょう!
ただ和訳を丸暗記するのではなく、「なぜそのような意味になるのか!?」考察しながら見て参りましょう!
【1】canを用いた慣用表現
① cannot help Ving:「Vせずにはいられない」
a) I cannot help falling in love with you.
(→「あなたを好きにならずにはいられない。」)
エルビスの代表曲にも登場する、有名なフレーズですね!
エルビスの原曲も良いですが、筆者はハイスタがカバーしたやつも好きです(^^)
また、この文は以下の通り書き換えられます。
a’) I cannot help but fall in love with you.
② cannot V too …:「いくらVしても足りない」
b) You cannot be too careful about your health.
(→「あなたは、健康に注意してもしすぎることはない。」)
また、この文は以下の通り書き換えられます。
b’) You cannot be careful about your health enough.
【2】mayを用いた慣用表現
③ may well V:「Vするのももっともだ、当然だ」
c) Her attitude is so rude that he may well get angry.
(→「彼女の態度があまりに無礼なので、彼が怒るのも当然だ。」)
また、may well Vには意味がもう1つあります。
④ may well V:「おそらくVであろう。」
d) It is eight years since he graduated from college, so he may well be over thirty.
(→「彼は大学を卒業して8年になるので、おそらく30歳を超えているだろう。」)
③と④とどちらの意味がふさわしいかは、文脈で判断しましょう。
次に“may well”と非常に紛らわしい“may as well”という表現を見てみましょう。
⑤ may as well V:「Vした方がよい、Vした方がましだ」
e) We may as well go home…there is nothing interesting here.
(→「ここには面白いものが何もないので、家に帰った方がよい。」)
決して、前向きな意味で「Vした方がよい」と言っている訳ではなく、
“ここにいても仕方がないので、やむなく”家に帰った方がよい、という感じです。
また、具体的に「何をするよりマシ」なのかが明記された形もあります。
⑥ may as well V1 as V2:「V2するくらいならV1する方がましだ」
f) You may as well give up the job as do it by halves.
(→「その仕事を中途半端にやるくらいなら、やめた方がましだ」)
このとき、V1だけでなくV2も原形であることに注意しましょう!
【3】wouldを用いた慣用表現
⑦ would like to V:「Vしたい」
g) I would like to see her again.
(→「私は彼女にもう一度会いたい」)
“want”よりも幾分やわらかなニュアンスの表現です。
⑧ Would you mind Ving?:「Vして頂けますか」(依頼)
h) Would you mind opening the window?
(→「窓を開けて頂けますか。」)
動詞mindの基本イメージは「~するのをいやがる」という意味です。
つまり、直訳すると「あなたが窓を開けに行くのはイヤですか。」となります。
つまり、遠回しに相手に“Vする依頼”をしていることになりますね(^^)
一方、mindの後ろに“my”が入ると、意味が変わってきます。
⑨ Would you mind my Ving?:「Vしてもよいですか」(許可)
i) Would you mind my smoking here?
(→「ここでタバコを吸っても良いですか。」)
今回は“my smoking”ですので、あくまでタバコを吸うのは「私」です!!
つまり、「僕がここでタバコ吸うの、イヤかい?」と尋ねているのです。
したがって、遠回しに相手に“Vする許可”を求めていることになりますね(^^)
⑩ would rather V1 than V2:「V2するよりもむしろV1したい」
j) I would rather stay here with you than go abroad alone.
(→「私は1人で海外へ行くよりも、あなたとここにいたい。」)
例文f)と同様、V1とV2の両方とも原形であることに注意しましょう!
【4】have toを用いた慣用表現
⑪ have only to V:「Vさえすればよい」
k) You have only to study English.
(→「あなたは、英語を勉強しさえすればよい。」)
“have to”だと「Vしなければならない」という意味ですが、
haveとtoとの間にonlyがはさまると「Vだけすればよい」となります!
また、この文は以下の通り書き換えられます。
k’) All you have to do is (to) study English.
ということで、助動詞のシメに、重要なイディオムを紹介致しました。
確かにこの手の表現は、最終的には頑張って覚えなくてはなりませんが、
皆様の記憶に少しでも残りやすいように考慮して、説明を展開してみました。
微力でもお力になれましたら幸いですので、ぜひ繰り返しご覧下さいませm(_ _)m
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【コラム2】「“品詞”のとらえ方(仮)」
さて、先日コラムを掲載する予告をしておきながら、予定通り更新できずに申し訳ございません。
5月【各論1】にて“品詞”というお話をしました。
筆者の経験を踏まえた観点から、最低限認識して頂きたい内容をまとめてあります。
しかし、最近別のブログで、違った観点から品詞について語っている記事を発見し、私自身も非常に見識が広がりました。
その記事を紹介しながら、品詞について改めて考えてみようと思います♪