みなさん、こんにちは(^^)
昨日は、友人が出演するクラシックコンサートに出掛けてきました
筆者も幼少の頃よりピアノを習っていますが、最近はすっかりご無沙汰で…
今回のコンサートでは、ピアノソロ他に歌やヴァイオリンを含めた編成での演奏もあり、非常に楽しめました
最後には、全員お揃いでクリスマスソングをメドレーで披露していましたが、特に讃美歌にもある「あめのみつかいの」のアレンジが秀逸で感動しました
しなやかな音色に日頃の疲れも癒されて、素晴らしい気分転換になりました(^^)
今後とも、音楽を通じて若さみなぎる素敵な活動を展開されることと思います。
よろしければ、こちらのブログもご覧ください♪
http://ameblo.jp/onpura21/
さて、今回から比較の各論に入ります。
多くの内容が登場しますが、1つ1つ丁寧に理解していきましょう!
ではまず、原級比較から参りましょう(^^)
【1】原級を用いた比較
まずは、総論でも説明した基本的な用法から見て参りましょう。
a) I am as tall as you (are).
(→「私は、あなたと同じくらい背が高い。」)
“私”と“あなた”が、「背の高さ」について喧嘩している状況を把握しましょう。
応用形として、比較の基準が“形容詞+名詞”である場合があります。
《POINT1》比較の基準が“形容詞+名詞”であるとき、語順に注意しよう!
b) I have as much money as you (do).
(→「私は、あなたと同じくらい多くのお金を持っている。」)
比較の基準は「お金の多さ」であり、“much money”は1セットで扱います。
どうしても「比較の基準=形容詞or副詞」という固定観念が根強いのか、
“I havemoney as much as you (do).”という誤答が多いので、注意しましょう。
一方、as ~ asの形が否定文になると、意味がガラッと変わります。
《POINT2》as ~ asの否定文は、“ライバル”の方に軍配が上がる!
c) I am not as young as Jane (is).
この文を、「私は、ジェーンと同じくらいの若さではない。」と誤って和訳してしまう人が結構います。
as ~ asの否定文は、「同程度ではない」というレベルの意味を超えて、むしろ
「ライバル(後半のas以降)の方が程度が優れている」という意味になるのです!
したがって、例文c)の和訳は「私は、ジェーンほど若くない。」となり、
「若さ」という基準に対して、明確に“私<ジェーン”であると述べています。
尚、as ~ asの否定文では、前者のasの代わりにsoを用いる場合もあります。
では次に、比較級について見てみましょう。
【2】比較級を用いた比較
d) I worked harder than Tom (did).
(→「私は、トムよりも一生懸命働いた。」)
“私”と“トム”が、「一生懸命さ」について喧嘩している状況を把握しましょう。
e) Tsuyoshi is more attractive than Koichi.
(→「剛は、光一よりも魅力的である。」)
“attractive”のような2音節以上の語の場合は、直前にmoreを置きます。
(→詳しくは、【総論14】を参照の上、復習しておきましょう。)
また、比較級の文においても、比較の基準が“形容詞+名詞”の場合があります。
原級の場合と同様、語順に注意しましょう。
f) I have more money than you (do).
(→「私は、あなたよりも多くのお金を持っている。」)
ここまでの比較級の文を見てみると、いずれも前者に軍配が上がっています。
(→“例文d):私”、“例文e):剛”、“例文f):私”)
しかし中には、ライバル(=than以降)に軍配を上げる表現もあるのです。
《POINT3》“less”を用いた比較級では、than以降の方に軍配が上がる!
先ほどの例文e)と比較しながら、次の例文をご覧下さい。
g) Tsuyoshi is less attractive than Koichi.
(→「剛は、光一ほど魅力的ではない。」)
“more attractive”とした場合は、通常通り「魅力」の面で“前者(剛)”に軍配が上がることとなり、「剛>光一」の力関係が示唆されています。
しかし、“less attractive”とした場合は、この「不等号の向きが逆」になるのです!
したがって、今度は「剛<光一」の力関係となり、“後者(光一)”の方に軍配が上がることとなるのです。
また例文g)は、先ほどの例文c)の形を用いても表現することができます。
g’) Tsuyoshi is not as attractive as Koichi.
このように、“後者”に軍配が上がるような比較の形を「劣勢比較」といいますが、
以下の2種類を押さえておきましょう。
《POINT4》劣勢比較(A<B)の形には、以下の2種類がある!
① 比較級:A V less ~ than B.
② 原級:A V not as ~ as B.
では最後に、比較級を用いて次の文を英訳してみましょう。
「日本の人口は、韓国よりも多い。」
この類の英訳をする際に、よくある誤答例を示します。何が違うのでしょうか!?
[誤] The population of Japan is larger thanKorea.
上の形では、比較の基準は「(人口の)大きさ」であることはわかりますが…
比較の対象が“日本の人口”と“韓国”となっていませんか!?
つまり“日本の人口”と、“韓国の国そのもの”が喧嘩していることとなり、話のピントがズレてしまうのです^^;
喧嘩の相手はあくまでも対等であるべきで、人口は人口と比較しなくてはなりません^^;
《POINT5》比較の対象は、文法上対等なものでなくてはならない!
h) The population of Japan is larger than that of Korea.
上記の“that of(=the population of)”を忘れてしまうと、話のピントがズレてしまいますので、くれぐれも注意しましょう!!
さて、今回は“1対1の比較”である原級および比較級を扱いました。
いくつか応用的な表現も登場しましたが、確実に押さえておきましょう!
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【各論59】「比較Ⅱ ~最上級による比較~」
次回は、「大勢の中から“No.1”を決める」最上級についてです。
また、最上級に相当する表現を、原級および比較級を用いて書き換える例も同時に紹介します。
大学入試の文法問題においても頻出のテーマですので、確実に理解しておきましょう。
昨日は、友人が出演するクラシックコンサートに出掛けてきました
筆者も幼少の頃よりピアノを習っていますが、最近はすっかりご無沙汰で…
今回のコンサートでは、ピアノソロ他に歌やヴァイオリンを含めた編成での演奏もあり、非常に楽しめました
最後には、全員お揃いでクリスマスソングをメドレーで披露していましたが、特に讃美歌にもある「あめのみつかいの」のアレンジが秀逸で感動しました
しなやかな音色に日頃の疲れも癒されて、素晴らしい気分転換になりました(^^)
今後とも、音楽を通じて若さみなぎる素敵な活動を展開されることと思います。
よろしければ、こちらのブログもご覧ください♪
http://ameblo.jp/onpura21/
さて、今回から比較の各論に入ります。
多くの内容が登場しますが、1つ1つ丁寧に理解していきましょう!
ではまず、原級比較から参りましょう(^^)
【1】原級を用いた比較
まずは、総論でも説明した基本的な用法から見て参りましょう。
a) I am as tall as you (are).
(→「私は、あなたと同じくらい背が高い。」)
“私”と“あなた”が、「背の高さ」について喧嘩している状況を把握しましょう。
応用形として、比較の基準が“形容詞+名詞”である場合があります。
《POINT1》比較の基準が“形容詞+名詞”であるとき、語順に注意しよう!
b) I have as much money as you (do).
(→「私は、あなたと同じくらい多くのお金を持っている。」)
比較の基準は「お金の多さ」であり、“much money”は1セットで扱います。
どうしても「比較の基準=形容詞or副詞」という固定観念が根強いのか、
“I have
一方、as ~ asの形が否定文になると、意味がガラッと変わります。
《POINT2》as ~ asの否定文は、“ライバル”の方に軍配が上がる!
c) I am not as young as Jane (is).
この文を、「私は、ジェーンと
as ~ asの否定文は、「同程度ではない」というレベルの意味を超えて、むしろ
「ライバル(後半のas以降)の方が程度が優れている」という意味になるのです!
したがって、例文c)の和訳は「私は、ジェーンほど若くない。」となり、
「若さ」という基準に対して、明確に“私<ジェーン”であると述べています。
尚、as ~ asの否定文では、前者のasの代わりにsoを用いる場合もあります。
では次に、比較級について見てみましょう。
【2】比較級を用いた比較
d) I worked harder than Tom (did).
(→「私は、トムよりも一生懸命働いた。」)
“私”と“トム”が、「一生懸命さ」について喧嘩している状況を把握しましょう。
e) Tsuyoshi is more attractive than Koichi.
(→「剛は、光一よりも魅力的である。」)
“attractive”のような2音節以上の語の場合は、直前にmoreを置きます。
(→詳しくは、【総論14】を参照の上、復習しておきましょう。)
また、比較級の文においても、比較の基準が“形容詞+名詞”の場合があります。
原級の場合と同様、語順に注意しましょう。
f) I have more money than you (do).
(→「私は、あなたよりも多くのお金を持っている。」)
ここまでの比較級の文を見てみると、いずれも前者に軍配が上がっています。
(→“例文d):私”、“例文e):剛”、“例文f):私”)
しかし中には、ライバル(=than以降)に軍配を上げる表現もあるのです。
《POINT3》“less”を用いた比較級では、than以降の方に軍配が上がる!
先ほどの例文e)と比較しながら、次の例文をご覧下さい。
g) Tsuyoshi is less attractive than Koichi.
(→「剛は、光一ほど魅力的ではない。」)
“more attractive”とした場合は、通常通り「魅力」の面で“前者(剛)”に軍配が上がることとなり、「剛>光一」の力関係が示唆されています。
しかし、“less attractive”とした場合は、この「不等号の向きが逆」になるのです!
したがって、今度は「剛<光一」の力関係となり、“後者(光一)”の方に軍配が上がることとなるのです。
また例文g)は、先ほどの例文c)の形を用いても表現することができます。
g’) Tsuyoshi is not as attractive as Koichi.
このように、“後者”に軍配が上がるような比較の形を「劣勢比較」といいますが、
以下の2種類を押さえておきましょう。
《POINT4》劣勢比較(A<B)の形には、以下の2種類がある!
① 比較級:A V less ~ than B.
② 原級:A V not as ~ as B.
では最後に、比較級を用いて次の文を英訳してみましょう。
「日本の人口は、韓国よりも多い。」
この類の英訳をする際に、よくある誤答例を示します。何が違うのでしょうか!?
[誤] The population of Japan is larger than
上の形では、比較の基準は「(人口の)大きさ」であることはわかりますが…
比較の対象が“日本の人口”と“韓国”となっていませんか!?
つまり“日本の人口”と、“韓国の国そのもの”が喧嘩していることとなり、話のピントがズレてしまうのです^^;
喧嘩の相手はあくまでも対等であるべきで、人口は人口と比較しなくてはなりません^^;
《POINT5》比較の対象は、文法上対等なものでなくてはならない!
h) The population of Japan is larger than that of Korea.
上記の“that of(=the population of)”を忘れてしまうと、話のピントがズレてしまいますので、くれぐれも注意しましょう!!
さて、今回は“1対1の比較”である原級および比較級を扱いました。
いくつか応用的な表現も登場しましたが、確実に押さえておきましょう!
では、まとめに入ります。
■ 次回配信予定
【各論59】「比較Ⅱ ~最上級による比較~」
次回は、「大勢の中から“No.1”を決める」最上級についてです。
また、最上級に相当する表現を、原級および比較級を用いて書き換える例も同時に紹介します。
大学入試の文法問題においても頻出のテーマですので、確実に理解しておきましょう。