ある象のお話し | カラフルな世界へ

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こんにちは、ASAKOです。

今日は、ある象のお話しです。



あるサーカスに、子どもの象がおりました。

この象は、逃げられないように足に鉄の鎖をつけられて、鎖の先は木の杭で留められていました。

子象は、何度も何度も逃げようとしましたが、木の杭にしっかりと留められて、どうしても鎖を切ったり、杭を抜いたりすることができません。

まだ体も小さく、十分な力をもっていなかった子象はいつしか逃げるのを諦めてしまいました。

何年かたって、小さな象は立派な大人の像になりました。体も大きく、力も強くなったのです。

子どものころにつけられた鎖は大人になった足には細く、簡単に引きちぎることができるほどです。

しかし、その象は逃げようとしませんでした。

子どものころにさんざん逃げようとしてだめだったという記憶が、

「どうせやってもダメだ」

「この鎖を引きちぎることなんてできない」

というふうに潜在意識に刷り込まれてしまっているのです。

「それに・・・」

と、象は思いました。

「ここはエサもたっぷりあるじゃないか。

だいたい、外の世界に行ったら、どうやって生きていけばいいんだ?

そりゃあ、ここには自由はないけれど、ここにいれば、安心して寝ることもできるしな。」

そして、いつしか象は逃げることをすっかり忘れてしまいました。


ところが、ある日のことです。

この象が飼育されていた小屋が家事になったのです。

ゴー!と燃える火を見て、象は我を忘れ、無我夢中で小屋を飛び出し、一目散に逃げ出したのです。

そう、あの鎖を引きちぎって・・・。



あなたは、この話しを読んでどう思いましたか?

わたしたち人間も案外この象と同じかもしれませんね。

もしよかったら、感想を聞かせてくださいね。