先日、こんな話しを聞きました。
その方は、今では大成功されているのですが、過去に8000万円の借金をかかえていたことがあり、ある日、電気をとめられたのだそうです。
一日中資金繰りに走り回って、それでもお金を借りられず、がっかりして夜、うちに戻ってくると家の灯りがついていませんでした。
「ああ、ついに電気をとめられてしまった・・・。
妻や子供たちはどう思うだろうか・・・」
と、暗い気持ちで、それでも声だけは元気を出そうと「ただいまー」というと、お子さんが走ってきて
「パパ、お帰り!
ねーねー、すっごいんだよ!
今日、バルコニーにみかん箱をおいて、
お月さまの灯りでご飯食べたんだよ!」
とすっごく嬉しそうにいったそうです。
そして、お子さんに手をひっぱられながら、「スキップしようよ!」といわれて、「そんな気分じゃないんだけど・・・」と思いつつも、一緒にスキップしながらバルコニーまでいったそうです。
すると、スキップするたびに不思議と気持ちが明るくなりました。
バルコニーにいくと、まわりの家々は明るく、自分の家だけが真っ暗なのでした。
するとお子さんが、またすごく嬉しそうにこんなふうに言いました。
「周りのおうちは明るいのに、うちだけ真っ暗~!!
パパ、ずっと続くといいね!」
それを聞いて、その方は元気を取り戻し、やる気がわいて借金を返済。
その後も、大成功をされています。
電気をとめられたら、確かに不便かもしれませんが、それで不幸かといったらそういうわけでもないですよね。
不幸だと思って、暗い気持ちでいるのがいいのか、そうではない面もある、と別のところにフォーカスして今いるところから変えていくのか・・・
それは、今の現実をどうとらえるか、ということがとても大切なポイントだと思います。
世間的に「こうなったら不幸である」といった思い込みが子供にはないので、大人はしばしば子供の自由な発想に驚かされます。
でも大人だって、もともと子供ですから、もっと自由に発想することはできるはず。
この宇宙は中立にできており、良いとか悪いとかは、私たちの意識が判断しているのだそうです。
としたら、どんなふうにとらえるかは自分次第。
自分が元気になるようなものの見方、捉え方ができたらいいですね。
もし、暗い気持ちになってしまって、前向きな気持ちなんてなれない、という時にはとっておきの方法があります。
それは、先ほどのお話しの中にも出てきましたが、スキップをする、ということ。
実は、体と心はつながっていて、体の動きで感情が変わります。
胸をはって上を見るというのもいいようですよ。
役者さんは、役作りにはまず、姿勢から入るそうです。
暗い人物なら猫背気味、元気いっぱいポジティブな人物なら胸をはって・・・というように。
自分が得たい現実を得るために、できごとや誰かを変える必要もなく、あなたの意識を変えることで変えられる・・・
あなたの見ている現実は一つではなく、捉え方によって無数にあるのです。
イメージングセッションでは、今の現実の見方を変えるサポートもしています。