未来から来たダークピープルと闇の創造主,アセンション最終章20

その様子を見ていた太陽種族のフレッドが困ったような顔つきをしています。
「TAKESHIさん、彼らは私達と同じ時代からやってきた者達です。
彼らは、太陽種族が、地球のみならず天の川銀河に広がり、活躍する事を快く思っていませんでした。
彼らの考え方と私達の考え方がかなり異なっていたからです。
その為に、彼らは私達の時代で、反乱を起こしました。
その当時の彼らは、とても技術力が高く、優秀なスターピープルとして活躍していたのですが、自分達がリーダーでなくなるという事が気に入らなかったようで、私達の活動をよく妨害してきたのです。」

「そのような種族がこの時代にやってきたのは、皆さんの誕生を阻止するためですか。」
「私達は、彼らがこの地球や皆さんの宇宙に関われない様に、他の宇宙に彼らを幽閉したのですが、もしかしたらそこから抜け出したのかもしれません。」
「それは大変な事です。
彼らがその宇宙にまだ残っているかすぐに調べてもらえますか」
「分かりました、すぐに調べてきます。」
そういうと、太陽種族のフレッドは創造主と共に、別の宇宙に彼等がまだ幽閉されているか調べに行きました。

もし彼らがその宇宙を抜け出しているとしたら、闇の創造主が手助けした可能性もありますので、そちらも調べなければなりません。
私は、第8評議会の創造主を呼び出しました。
「第8評議会の創造主よ、この件の事は何か知っていますか。」
「ええ、私達もこの事を引き起こした闇の創造主を追っているところです。」
上位の創造主達は、もうすでに、この未来の存在達が幽閉されていた宇宙から逃げ出して、私達の時代に来ていることに気づいていたようです。

しばらくするとフレッド達も戻ってきました。
「TAKESHIさん、やはり彼らは閉じ込められた宇宙にはいませんでした。
誰かが、この宇宙のゲートを開いて開放したようです。
この地球で、最初の太陽種族の遺伝子を持つ美輝さんが捕えられたのも、太陽種族の事を恨んでいる彼らならば、当然行う事です。
彼らは、本気になって太陽種族の誕生を邪魔してくるでしょうから、早く捕えなければいけません。」
「闇の創造主を統括する創造主」も、太陽種族の事を上位の創造主から聞いていたようですので、自分も協力する事を伝えてきました。

その時、私達の周りを歩いて遊んでいた美輝が急に背中から倒れて頭を打ってしまいました。
まるで誰かに胸を押されて倒されたような感じです。
そして生えてきたばかりの2本の歯で、口の中を切って血を流しながら大泣きを始めました。
私達は急いで、子供を抱きかかえ止血しましたが、なかなか血が止まりません。
その時、恵理さんの心に言葉が響いてきました。
「太陽種族を生み出すことから手を引け。
これは警告だ、
これ以上、太陽種族に関わるな。」

これは、子供を捕えていたダークピープルからの警告ですが、このような警告を出すこと自体、彼らが追いつめられているという事です。
私達がこの警告に怖気づいて、自分達を探し出す事を止めるだろうと考えたようですが、そのような警告をするだけ無駄です。
彼らが、私達の心の中に入ってきた事で、彼らの探索が更に簡単になります。

私は時間を自由に操作できる創造主を呼び出しました。
「「流れを作る創造主」よ、すぐに来て下さい、
彼らを幽閉していた宇宙の未来に入って、誰が彼らをこの宇宙から救い出したのか、私達に見せて下さい。」
「流れを作る創造主」は、私達の前に来ると、まるで映画でも見せるかのように、未来人である彼らがこの宇宙に連れて来られ幽閉された場面や一人の創造主がこの宇宙にゲートを開き、彼らを救い出しているところなどを見せてくれました。

「やはり、太陽種族の誕生を良く思わない創造主が、後ろで糸を引いていたようです。
太陽種族に敵対する種族を捕らわれていた宇宙から助け出し、今の時代に連れてくることで、地球のアセンションと太陽種族の誕生を妨害しようとしたのです。」とフレッドが言いました。
「闇の創造主を統括する創造主」も、その種族を助け出した創造主を見て言います。
「この創造主は、「始まりと終わりの創造主」から作り出された創造主でいつの時代でも闇の中に紛れて行動していた創造主です。
私も彼の行動をいつも警戒していたのですが、今回は地球のアセンションの邪魔を行っていたようです。
私が行ってすぐに捕まえてきましょう。」

そういうと「闇の創造主を統括する創造主」をはじめ、第8評議会の創造主など数名が、ピカフラシュと共に、闇の創造主を探しにいきました。
太陽種族のフレッドは、その姿を目で追いながら不安な気持ちを隠せないようです。
「TAKESHIさん、私達も彼らがあの宇宙から出てくるとは思いませんでした。
彼らは、私達の事を恨んでいるようですから、これから何をしてくるか分かりません。
この段階で、彼らの事をつかまえることができればよいのですが。
「闇の創造主を統括する創造主」が、私達の事を助けてくれて本当に良かったです。」

しばらくすると「闇の創造主を統括する創造主」が、1人の闇の創造主を連れて戻ってきました。
この創造主が、太陽種族に敵対する種族を異なる宇宙から助け出し、自分の部下として使っていたようです。
もしかしたら、未来から来た種族だけでなく、他にもこの創造主に利用されている者達がいるかもしれません。
私は、この闇の創造主のゲートを使って、太陽種族に敵対していた種族を探し出すことにしました。
「それでは、この創造主のゲートを開いて、彼が助け出した未来種族やダークピープル達を全て探し出して下さい。
そして、それぞれの種族を調べ、この創造主の目的を明らかにしてください。」

光50%以上の世界のスターピープルだけでなく、光40%台の世界を守護するスターピープルや創造主達も一緒になって、この創造主のゲートから次々とダークピープル達を探し出していきます。
時間が経つとともに、彼のゲートからは、多くのダークピープル達が姿を現してきました。
中には、私達がアセンションを行うに当たって大変な妨害をしてきたダークピープルや他の宇宙から私達の宇宙に攻め込んできたダークピープルもいます。
「未来から来た種族も、本来はすぐれた技術力を持っていたスターピープルだったのですが、今では闇にとらわれてダークピープルになってしまいました。
それと同じように、他の種族も元はスターピープルだったかもしれませんが、この闇の創造主に利用されることでダークピープルになってしまったのではないでしょうか。」と太陽種族のフレッドは言いました。

ロッド星人も、出てきたダークピープルをみて言います。
「それぞれのダークピープル達は個別に動いているのだと思っていましたが、この闇の創造主が裏から支持を出していたようです。
私達には分からない様に、様々な創造主とダークピープルを使って、地球と皆さんの宇宙がアセンションしない様に彼らは行動していたのでしょうね。
彼らは、闇の創造主が支配している宇宙を光の創造主達に取られたくなかったのでしょう。
彼らは、「闇とひとつになった創造主」の意思を受け継ぎ、光の創造主達の邪魔をしていたのです。」

アシュタールのエレナさんもその様子を見て言いました。
「彼らは全て裏でつながっていたのですね。
そしてこの闇の創造主の指示で行動していたのだとすれば、これほど短期間にいくつもの宇宙のダークピープル達が地球に攻め込んできていた理由が分かります。
そして光の創造主がいつも騙されたり、アセンションの大切な時期にトラブルが起きて上手くいかなかったのも、彼ら闇の創造主が仕組んだシナリオだったのです。」

第8評議会の創造主もずっとこの闇の創造主の事を調べていたようです。
「TAKESHIさん、彼らは今まで表には出てこなかったのですが、地球の物理世界の最終分離を前にいくつもの計画を立てていたようです。
その計画がすべて実行される前に、彼らを捕まえることが出来て良かったです。
この闇の創造主は、光に返すことが出来ますが、どうしますか。」
「そうですね、彼の処理は、「闇の創造主を統括する創造主」にお願いした方が良いようですね。」
「闇の創造主を統括する創造主」も、私の言葉を聞いて頷きます。
「この創造主は、他に何か行っていた形跡もありますのでそれを調べ終えたら光に返しましょう。
ダークピープル達は、もうTAKESHIさん達とは関われない世界に分離していきます。」

フレッドをはじめ太陽種族を生み出す責務を負っていたスターピープルたちは、この未来種族や他のダークピープル達との直接対決を速やかに回避できてとても喜んでいます。
これで太陽種族の誕生を阻止しようとしていた一大勢力はいなくなることになりますので、太陽種族の誕生は、更に可能性が高くなったと言えるでしょう。
やはり、太陽種族のフレッドはこのような事が起きることを見越して私達の時代に来ていたのですね。