桜が咲き始め、お花見の季節になってきましたね。
春になり、暖かくなってきて過ごしやすくなってきましたが、スギやヒノキの花粉などが多くなる季節でもあります。
花粉症の主な症状はくしゃみと鼻水、鼻づまり。その他にも目や鼻のかゆみ、匂いがわかりにくくなることもあります。
花粉症は、花粉に対するアレルギー反応が発生する病気です。花粉は体内に入ると、免疫機能により受け入れられるかどうか判断されます。そして異物として排除対象と判断された場合、花粉を攻撃する抗体が作られ、花粉を体外に出そうと体が抵抗するようになります。
この抗体の働きがアレルギー反応であり、花粉を体外へ出そうとした際にくしゃみや鼻水、涙が出るなどという形で現れるため、花粉が体内にある限り、それらの症状がでてしまうのです。
治療としては、花粉症の症状を抑えるために、各症状に適した治療薬の摂取が有効です。
花粉症が引き起こす鼻の症状を抑えるためには、アレルギー反応による症状を引き起こす「ヒスタミン」の発生を抑える「抗ヒスタミン薬」が有効です。
鼻づまりがひどい場合には、血管を収縮させる働きを持つ薬。
目の症状がひどい場合には、飲み薬だけでなく点眼薬も併用するなどが効果的です。
症状を少しでも軽減させるため、花粉症のそれぞれの症状に合わせた適切な薬を選びましょう。
しかし花粉症の症状を完全に抑える薬はありません。症状がひどい場合は早めに病院へ受診することを勧めます。
また治療薬以外に、花粉症を悪化させない簡単なポイントとして以下のことがあります。
*花粉をつけない
帽子やめがね、サングラス、マスクをつけて花粉を直接肌や粘膜につかないようにしましょう。
*花粉を持ち帰らない
帰宅時は服を叩いて衣服の表面に付いている花粉を落としてから入り、着替え・手洗い、洗顔・うがいをしましょう。
*充分な睡眠の確保
睡眠不足は免疫力の低下やホルモンバランスを崩れさせ、花粉症の悪化につながります。
充分な睡眠時間が取れるようにしましょう。
*ストレスをためない
睡眠不足と同様に、免疫力の低下やホルモンバランスの低下につながります。
コロナ渦で大勢での集まりや外出が自粛されていますが、趣味などを通してストレス緩和を行いましょう。
*栄養のある食事をとる
バランスのとれた食事を取ることで免疫力の向上につながります。
*適切な運動を行う
運動不足からくる体力低下は免疫のバランスを崩れさせます。
花粉症がひどくなるからと家の中で引きこもっていると体力・免疫力の低下につながります。
花粉が少ない午前中や室内での運動がオススメです!
効果も花粉症の症状同様に個人差がありますが、皆さん一度試してみてください◎