皆さま はじめまして。

臨床心理士の梅原です。

 

自粛生活が続き、様々な不安を抱えて大きなストレスを感じている方が多いのではないでしょうか?

『ストレス』は自律神経と大きく関係していると言われています。

自律神経とは、血圧や脈拍などを調整する神経です。

自律神経の中には交感神経と副交感神経の2種類があり、それぞれ働きが異なります。

・交感神経 ⇒身体を活発にする。血圧や脈拍は上がる。心臓や筋肉を働かせる。

・副交感神経 ⇒身体を休める。血圧や脈拍は下がる。胃や腸を働かせる。

これらの神経が互いにバランスを取りながら身体を調整しています。

自律神経のバランスが崩れる原因は、主に生活リズムの乱れやストレスだと言われています。

ストレスが強くかかると、身体を活発にする交感神経が働き過ぎてしまい、身体を休める副交感神経は働きにくくなります。それにより、血圧が上がったままになってしまったり、消化不良を起こしてしまったりと、身体が休まらない状態になってしまうのです。

また、気持ちの面でもイライラしたり、不安になったりと、落ち着かなくなってしまいます。

 

自律神経のバランスを整えるには、ストレスのコントロールと規則正しい生活習慣が大切になります。まずは、睡眠・食事・運動など、普段の生活の再確認をしてみましょう。また、マッサージやストレッチ、呼吸法によって副交感神経が働きやすくなると言われています。

 今回は簡単にできる『呼吸法』を紹介したいと思います。少しの時間でできるので、ぜひ試してみてください!

(参考:厚生労働省 e-へルスネット)

☆簡単にできる呼吸法の紹介☆  

【姿勢】

椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばし、肩の力を抜きます。

手は身体の横にだらんと下ろしても、おへその上や太ももの上に置いてもOK

軽く目を閉じ(半眼でもOK)、今の自分の呼吸に意識を向けていきましょう。

 

※普段の呼吸よりゆったりとしたリズムで呼吸をしていきます。

 

【吸う】鼻から息を吸います(3秒くらいかけて下腹を膨らます感じで)

【吐く】細く長く、口から息を吐き出します(『ふ~』と5秒~10秒程度、下腹を凹ます感じで)

 ※自分のペースで3分ほど繰り返しましょう。

 ※吸う息よりも吐く息を意識しましょう。

 

 

呼吸法いかがでしたか?

少しゆったりした気分になったのではないでしょうか?


気分転換にも使えますし、眠る前にもオススメです♪

簡単にどこでもできる方法ですので、ぜひ日常に取り入れてみてください。