大阪も暑いという噂を耳にしますが、みなさまお元気でしょうか?
宮古もパッカーンと日が暮れるまでは日差しが暑いですが、夜は気持ちよく過ごしやすいですよ。
今住ませてもらってるお宿は海が目の前で、寝起きのままダイブできて本当に贅沢な生活。
珊瑚もお魚もたくさんで綺麗な海です。
そんな憧れだった、海生活…
いつか、海が目の前の場所に住みたーい!
波の音を聞きながらエサレンしたーい!
とか、勝手にいろんな妄想が広がっていました。
けど、んな甘~い考えは台風と共に飛んでいきました。笑
穏やかな日はもちろんサイコーだけど、やっぱり嵐の日もある。
台風が直撃したら、もうたいへーーーん!なことに。
7月上旬にきた台風で厳しい現実を体感しました。
ふだん宿のお手伝いは午前中に朝食とベットメイクするだけ。
けど、台風がくる前、お客様がチェックアウトしたときから台風対策をお手伝い。
全部屋、オーシャンビューなんで扉の隙間に新聞紙詰めてその上からガムテして雨戸しめて、更にガムテで固定して部屋の中からは分厚いタオルで浸水防ぐために土手つくって…
つーことをしても、台風がきたら部屋の中のタオルはビショビショになってる。
風で波?潮?雨?がばんばん部屋まで飛んでくるってばー!うっひょー!
屋上のウッドチェアから、物干し、マンホールやら、飛びそうなものはすべてかたずけたり、ブロック乗せて飛ばないようにしたり。
すべての室外機にカバーかけたり、わんちゃん避難部屋をつくったり、家具を窓から移動したり、気が遠くなるくらいのことを色々しました。
で、台風がきてるときは引きこもるしかなく、低気圧が続くと頭痛し、やたらと眠い。
そして、やっぱ池間島は停電。
昼間は外の灯りはあるけど、夜は闇。
半日以上たって、電気が復旧すると感動!
灯りがあるって素晴らしい。安心する!!
いかに電気に頼って色んな生活をしているのか改めて気づきました。
池間島のおじさんたちによれば、学生のときは夜の2時間しか電気が来なくて、それでずっと生活してたんだよって。
水不足で井戸に雨水をためて生活してたり。
色んな話を聞くと今は当たり前にあるものがとても恵まれた環境なんだと知る。
そして、そして、台風が去ったあとの方がその3倍くらいの復旧作業があって…
風が残る中、庭の木がボキボキになったのを掃除したり外の作業をしてると、ここは標高何メートルですか?ってくらい息が吸えなくて酸素が薄い…
すぐハァハァ疲れて休憩して、、、の繰り返し。
大型だったから、吹き返しの風が数日残り、海の前で遮るものもないからまともに風をうける。
お客様が来るまでに最高の状態に戻す為に、必死に復旧作業が数日続き…
そして、
ついに、
私、ぶっ倒れました。
慣れない台風生活と炎天下での作業。
都会っ子でもやしっ子の私にはまだまだ体が順応できておらず、高熱が出て点滴をうけ数日休みました。
いや~
宮古の台風凄いね…
台風の後は空気が澄み、ご褒美のように数日星空も最高の状態になる。
海もかきまぜられて綺麗になる。
大阪では考えられないほど
宮古は破壊と再生を繰り返し、自然が強くたくましく、浄化されていく感じ。
潮でやられて枯れ果てた植物たちもしばらくすると、新芽出てきて自然の生命力をとても感じる。
つぎ台風が直撃したら、橋が封鎖される前に書き置きをして逃亡するかもしれません!!と宿のオーナーには言ってあるけど。笑
刻々と変化していく海の表情を眺めて、厳しさと美しさの両面をじっくりと、ここにご縁のある間感じていこうと思う。
大きな空と海を見てると
小さなことはどーでもよくなる。
海は偉大なり。
小さなことはどーでもよくなる。
海は偉大なり。