夢は”命令する人”? | 【日刊 ノボちゃん】

夢は”命令する人”?

今年の夏は一人で義母の家を訪ねたが、その際、昔の写真をたくさん見せてもらった。

 

ジャッキー・チェンに憧れての少林寺拳法らしい 

実家の離れのプレハブは親戚が使うとのことで、中を空ける必要があり、百科事典などは処分、アルバムは捨てきれずにマンションに持ってきたそうだ。

見れば、小学校から大学まで卒業アルバムはきちんととってあるし、家族アルバムや賞状の類もきれいに保存されている。

”似たような家庭の人と結婚するといい”とはよく言われるが、3人きょうだい、アルバムなどがきちんと保管されているあたり、私たちは似た家庭環境で育ったようだ。

結婚当時、極真空手を習っていたことは知っていたが、中高生時代は少林寺拳法をやっていたと今回初めて知った。

 

生徒会長で応援団長ならさぞかしモテたのでは?

九州の進学校で生徒会長をしていたことは知っていたが、応援団長をしていたことは知らなかった。


この人は、会うべくして学ラン集団「コンドルズ」のメンバーと出会っていたようだ。

 

なんで勧誘されなかったんだろうか?

そして、作文が残っていたのは小学校の卒業文集。

母が付箋を付けていたのですぐに読むことができた。

「小学校時代は真面目に勉強しなかった」という反省とともに、将来の夢も書かれていた。

 

元女子校は元男子校とは袴のスタイルが違う、羽織がないとマヌケだぞ

将来は、命令する人になりたい。
具体的には、政治家、経営者、自衛隊。


その発想が小学生としては珍しい。

しかも、命令できるのがそういう職種だと知っていることもすごい。
(身近にそういう仕事の方がいたのだろう、私にはない答え)

そんな時代に、私は歯医者さんになりたい、結婚するなら船乗りさんがいい、くらいのことしか考えていなかった。
(両方とも身近な存だった)

 

少林寺拳法は有段者

ところが、子どもの考えることなどはかないもので、彼はそのどの仕事にも就いていない。

 

就職活動も一度もしたことがないまま、声のかかった仕事を2つだけやっている。

それどころか、


「ちょっと、そこの○○とって」
「テレビ録画しといて」
「プリンターでこれを印刷して」
などと私に言うたび


「私に命令しないで」
と返される始末。

人生ってうまくいかないものよね。


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