価格分断 | 【日刊 ノボちゃん】

価格分断

首都圏には「しんぱち食堂」なる焼き魚定食の店がある。

 

日本人サラリーマンは昼休みにうな重など食べない(食べられない)だろう

以前調べたら、格安うな丼チェーンの新業態店ということだった。

ある日、しんぱちに行ったら、小学生の男子4人を連れたパパさんが入ってきた。
香港とかマレーシアの家族に見える。

日本人にはおなじみだが、海外からの旅行客でこの店を知っていて、入ってくるのは勇気があるなと思った。

客単価1,000円はするので、日本人にとって決して安いわけではない。

 

ご町内からパリ五輪に出場する選手がいるらしい

この店はタッチパネル注文なのだが、海外から来て何を注文するんだろう?と不思議だったが、すぐにわかった。

うなぎだった。

閉店前の時間で店は空いていて、私は焼き場前のカウンターに座っていたのだが、店員さんがうなぎを焼き始めたので。
(ちなみに店員さんも全員外国人)

うな重はいくらなんだろう?とタッチパネルを見たら、最低が1,700円台。
3,000円台のものもあった。

 

広島のダイソーは大谷のおかげで世界のダイソーに

家族で来て、うな重を注文したら大変なことになるな…と心配になるのは日本人の発想。

円安の今、海外からの旅行客にとっては日本のうな重は信じられないほど安いのだろう。

同じ日に、マグロの初セリで有名な「すしざんまい」のメニューを見たら、にぎり寿司の盛り合わせや海鮮丼が4,000円前後。

 

4,000円が外国人にとっての適正価格?

これも、日本の会社員がランチで食べるような値段ではない。

今は牛丼チェーン「松屋」の500円セットに人気が集まっている時代なので、松屋ランチ8回分にあたるではないか。

北海道のスキー場などもそうらしいが、もう、飲食店は日本人向けと外国人旅行客で価格を変えていいよね。

 

広告用にAIが作った画像な「同じ顔」で「首が長い」

いや、日本人向けと外国人向け、店ごと変えてもいい。


おそらく、今の豊洲市場に行っても日本人家族が入れる店はなさそうだ。
私はと言えば、豊洲市場など一度も足を踏み入れたことがない。


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