先生のなり手はいない | 【日刊 ノボちゃん】

先生のなり手はいない

最近、人権が尊重されるようになったのは良いことだと思うが、何でもかんでもハラスメントと訴えるのは違うのではないかと思っている。

 

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まずは、進学校の試験でカンニングをした生徒が教師から責められて、自殺したことについて、両親が学校側を相手取り訴訟を起こしている件。

カンニング自殺訴訟


私が担任でも校長でもカンニングはよくないと指導するし、再発防止に努める。

そもそも私立だ。

教育方針が合わないなら受験させない、地元の公立中学校に生かせるなり、途中で退学させる方法もあった。

 

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”なぜ我が子が自死を選ばなければいけなかったか”と言われても、それは我が子がカンニングしたからにほかならない。

そんなことを許していたら、定期試験の意味がなくなってしまう。

不祥事を起こしても、関係者に詫びるとか、それを乗り越える強い心を両親が育まなかったことが問題だ。

続いて、クラス替えを発表したら、人間関係がよくない生徒同士が同じクラスだったと保護者から指摘を受けてやり直しのために休校した中学校。

クラス替えやり直し中学校


人間関係って、いつの時代も生徒同士のいじめやけんかはある。

子どもたちも、Aちゃんと同じクラスがいい、B君とは別のクラスになりますように…とは考えるが、保護者が「うちの子とB君は別のクラスにしてください」と言ってよいわけではないだろう。

それをすべて学校のせいにされても…。

こんな騒動が続けば、当該の担任や校長のほうがまいってしまう。

それこそ、先生方が自殺など選ばなければいいが。

 

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一連のトラブルを眺めて、それでも教師になりたい若者はどれだけいるだろうか。

一般企業でも、上司からちょっと注意されただけでスマホで録音しパワハラだと言い、配属が希望通りにならなかったらすぐに配属ガチャだと言うZ世代の新卒社員が希望するとは思えない。

私の両親は教員だったが、今の保護者にあたる「父兄から、”先生のくせに○○”と言われないように」と地味に暮らしていた。

教育学専攻で教員免許も取得した私も、”先生になったら行動が制限される”、”とても私には務まりそうもない”と先生にはならなかったのだ。

 

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当時は人気職業で、教員志望の同級生たちは臨時採用や講師をしながら何年も採用試験を受けてやっと先生になれていた。

教える範囲、負担すべき雑務、そしてモンスターペアレントの対応と、学校の先生には負荷がかかりすぎだ。

教員の数はすぐには増やせないので、まずは事務や雑務を担当するスタッフの増強だろう。


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