明けましてインバウンド | 【日刊 ノボちゃん】

明けましてインバウンド

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 

地元民でも知る人ぞ知る地味な祭り

年のはじめにふさわしい予定稿もありましたが、年明け早々目にした光景にびっくりしたのでこちらの話題を。

2023年から2024年の年越しは、王子で狐の行列が4年ぶりに復活するというので行くことにしていた。

 

狐のリアルはく製はちょっと怖いね

飛鳥山に越してきて以来、見てきている行事ではあるが、せっかくの伝統行事なのに観光や集客に生かされていない。

”こうすればいいのに”としかるべき場所に提案すべく、最新の実施状況を確認するためだ。

 

駕籠に乗ったお嬢は姫様気分で上機嫌

そこに、ダンス仲間のCさんも同行することに。

彼女は見たことも聞いたこともないというので、新鮮に楽しんでいただけたようだ。

 

狐の嫁入りの設定だったかな

ついでに私も、今年は初めてキツネのお面を事前購入して臨んだし、人生で初めて獅子舞に頭を噛んでもらった。

前々から地元民よりよその住民、日本人より外国人が興味を持つ行事だとは思っていたが、コロナで4年休んでいる間に社会が変化し、さらに外国人率が上昇した。

行列の構成員こそ日本人の方が多いものの、見物客は確実に外国人の方が多い。



控え目に言っても8割は外国人だ。

 

帰りの信号待ちで、何語を話しているか聞き取ったからだ。

全グループ、日本語ではなかった。





見ていると、アジア系も欧米系もいて、イスラムのスカーフ、ヒジャブやトドゥンを巻いてその上からキツネの面を付けた女性たちもいた。

しかも、留学や仕事で日本・東京に住んでいる人たちではなく、観光客中心。

 

わーい、初めて獅子に噛んでもらったよ

というのも、浅草で着せてもらえるようなレンタル着物で来ているグループも多いし、終了後はJRの券売機とタクシー乗り場に大行列ができていたから。

 

駅員が説明することもなく外国人が切符を買うので大行列

つまり、SuicaやPasmoを使っていない属性の人たちということだ。

逆に言えば、インバウンド施策的にはこの狐の行列というコンテンツは求心力があることになる。

 

狐のお面をかぶれば人類皆一緒になれるよ(われらインド系人種)

初めて見た友人も「これはもっと世の中に知られていいと思う」と話していたよ。

この祭りはやりようによっては北区、王子の目玉になるのに、ああモッタイナイ。
 

 


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