執念の集客 | 【日刊 ノボちゃん】

執念の集客

もう1カ月以上前のことにはなるが、広島市中心部で高校の同窓会があった。

 

生で対面しても誰が誰やらわからない

学年全体が集まるので、合同クラス会という名前になっている。

学年が405人で、出席者が110人程度だったらしいので、ざっと3分の1。

卒業時のクラスのメンバーだけでは寂しい。

部活や小中学校が一緒だったクラスの違う友人にも会いたいので、合同はちょうどいいのだ。

 

本来は4年おき、五輪の年に開催してきたし、還暦の年には盛大にやろうという話もあったが、コロナで何もかもが狂い、消息不明の人も増えてしまった。



終わってから、我が3年2組の幹事を務めてくれたMちゃんがLINEで「これだけ集まったのはTが執念で集めてくれたから」と言ってくれた。
T=私のニックネーム

それは、半分誇大表現で、半分は本当だ。


幹事の皆さま、お疲れさまです

学年が9クラスあって各クラスの幹事は定期的に集まって企画などしているそうだ。


私も広島にいる時はやってたよ。

ただその後、「2組は幹事がいない」「誰とも連絡がつかない」みたいなことになった。

いやいや、そんなこと言っても、その幹部メンバーで私と何十年も年賀状のやりとりをしている友人もいるし、LINEやfacebookでつながっているし。

誰とも連絡がつかないわけはなく、少なくとも私がいるというのに。
 

全員同い年とは思えぬ変貌ぶり

 

でも2カ月前くらいまでは2組の出席者はゼロだった。

そう仲がいいクラスではなかったものの、45人のクラスがなかったものにされるのは困る。


そこで、地元幹事をお願いしたMちゃんと私だけは出席することにした。

今から振り返って6-7月頃、私は何が忙しかったのか思い出せないが、何かで忙しく、1カ月前のお盆ごろから本気で声がけを始めた。

SNSで連絡したり、住所が確実にわかる人にはハガキを出してみたり、連絡が付いた人から、さらにその先の人に声をかけてもらったりもした。

開催1週間前には返事保留の人に連絡して「来るよね?」と刈り取っていった。

 

定年した人も、専業主婦の人もいるというのに、なぜ元男子校で、今もフルタイムで働く女子の私たちが世話役を?

 

1年のクラス、幼稚園の年少さんからの友だちとも会えた

営業では仕掛けた案件に決裁をもらうことをクロージングと呼ぶが、まさにクロージングの1週間。

なんとか0人から9人まで増やすことができ、クラスとして格好が付いた。

実は当日。9クラスの幹事でくじ引きがあり、4人だけ壇上でスピーチできる権利があって、Mちゃんが引き当ててくれた。

その権利で私が、2組の情報収集を呼びかけた。
そして、副賞が現金5千円。

 

「2組の人の消息を知っていたら教えてください」と呼びかけた

これは次の同窓会で本格的に案内ハガキを郵送するために使わせていただくことにした。

これがもっと本気で集客しなければいけない局面だと、会う人ごとに説明して、手帳を開いてもらい、その場で予定を書きこんでもらう。

 


スマホのアプリで盛ってもらった女子たち

SNSに呼びかけ…みたいな生ぬることでは人は来てくれない。

確実に来てもらうには、一対一、その場で確約を取っていくの。

このスキルはいろんなところで役に立つと思うね。


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