特許庁に書類を出すなら
見るでもなく、時どき目にするドラマが「それってパクリじゃないですか?」(日テレ系)。
飲料メーカーの知的財産部を舞台に特許などの問題をからめながらのラブコメディ…なのかな。
昨夜(5/10)は芳根京子演ずる主人公が特許庁に相談という名のプレゼンをしに行くために重岡大毅演ずる先輩を相手に練習。
さらに昭和なマーク
そこで2つのダメ出しをされていた。
【1】
「書類を見てください」→却下
書類のクリップは縦書きなら右上を、横書きなら左上を留める。
突き返されることはないにしてもそこで判断されている
【2】
「いいから、書類を見てください」→却下
年号は西暦ではなく和暦を書く。
これは提出先が特許庁でなくとも、官公庁では基本のキ。
私も、最初に書いた本「図解 話さず決める!プレゼン」にも書いたほど、多くの人は気にしないが相手から見られている重要ポイントなのだ。
私が決定権者ならまずそこを見るし、相手のレベルを値踏みする。
こんなオープンな職場あるかなあ
いくら内容が素晴らしくても、ドラマ同様、”体裁がなっとらん、論外”と見向きもされない可能性は高い。
それで思い出したが、私は1994年に広島の会社の転勤で上京したのだが(あら、来年で30年だ)、その時のオフィスが国会議事堂前駅すぐの永田町。
特許庁は徒歩圏にあった。
そこでクライアントのスキー場の商標登録、意匠登録をやったことがある。
水曜日のインドカレーはかなり安い
インターネットで調べものができない時代に、社長から「なんか自分でできるらしいで。窓口に行って聞いてこい」と言われるがまま、役所でやり方を聞いて出願した。
翌年許可されて、数万円分の印紙を払っておしまいだった。
上京したての田舎娘でもできたんだから、今の私でもできるのかもしれない。
ネット検索でいろんなことも調べられるしね。
資料で落とすプレゼン手法はこういう出願の経験などもあって身に着けてきたんだろうな、と納得。
「それってパクリじゃないですか?」と「図解 話さず決める!プレゼン」で、資料を留めるのは左上、和暦を使うことが中身より重要ということはよくわかりましたね。
それを知ったあなたはぜひ今日から実践しましょうね。
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