放送禁止用語(?)
先週、テレビでたまたま見かけたのは、オムニバス形式のドラマ。
近所の幼稚園でついに遠足再開
つまりは、連続ではなく、1回で完結する短いドラマだ。
脚本・監督で定評のあるお笑い芸人のバカリズムさんの原案だそうだ。
私が見たのは「放送禁止用語」。
使える言葉遣いはキャスターが決めるわけじゃない
テレビ局の言葉狩りが厳しくなり、木村文乃演じる女性キャスターが言葉を発せられなくなるというストーリーだった。
ニュースも、新しいかどうかは視聴者が決めること…と「情報の発信」と言い換えさせられるのには笑ってしまった。
まさに、この放送局で放送用語のチェックを担当していた私から言わせていただくと、すべてがそういう傾向にあることは事実だ。
「ニュース」の言い換えが「情報の提示」
ただ、初日に先輩から言われたが、放送禁止の用語はないし、放送禁止用語集という本もない。
民放だけでなく、NHKにもない。
ただ、放送局側が、視聴者やスポンサーからクレームが出ないよう自主規制しているだけだ。
こんな本はテレビ局内に存在しません
そこだけは、国民のほとんどが誤解していると思う。
こんなドラマが流れたら、ますます信憑性を帯びてくるではないか。
捨て犬のもらい主に「里親」を使ってはいけないのは、人間の子どもを育てる家庭が犬扱いされてイヤだから。
これはわかる。
アナウンス原稿システムは本物
でも、録画した映像のことをV(ヴイ=VTR)というのは、VTRのRとはRecorderで録画する機械のことだから、もっと違った言い方に正してもいいはずだが。
それにしても、お笑い芸人であるはずの、バカリズム、劇団ひとりの両人の作るドラマや映画はよくできているよね。
二人の名前が付くだけで、そりゃ見ておかないと…という気になる。
そんな存在、ほかにいない。
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