世界は55歳から高齢者
貿易や環境、SDGsに関する文献を読み込む日々が続くわたくし。
※本日の関連写真はありません
ついに10年以上気になっていた中華そば店へ入店
読んで気づくことがオシゴトの場合、普通の人がさらりと読み飛ばす記載にも着目してしまう。
昨日はOECDの調査結果に目が留まった。
OECDとはヨーロッパに日米などが加わった38カ国からなる組織。
(社会科で習ったねー)
OECD(経済協力開発機構)・経済産業省
学力などの調査も行っているので、大学院の選択科目(カリキュラム編成や社会協力など)の教科書では頻繁に目にした組織だ。
調べてみたら国内の事務所は私が勤務していたビル(内幸町のプレスセンタービル)にあった。
しかも、1階上のフロア。
そのビルにいたのに、知らないって恐ろしいね、
懐かしいサイフォンで一人分ずつ出汁をとる方式らしい
気になる記述は
OECD加盟国の55-74歳の高齢者
(の調査結果)
だ。
OECDでは55歳からが高齢者扱いという事実。
日本では74歳までが前期高齢者と呼ばれ、一般的に高齢者、お年寄りという言葉を使う場合、75歳以上の後期高齢者をイメージしていることが多いように思う。
55歳で自分が高齢者だと思っている日本人など一人もいない気がする。
でも、これが世界の真実なのだ。
加盟国は言わば先進国ばかりなので、アフリカ各国なども加えると、寿命はもっと低くなり、高齢者対象の年齢もさらに下がると考えられる。
温玉、アスパラ、姫たけのこなど選べる具材がうれしい
つまり、平均寿命が80代~90代の日本だけが長寿すぎるのだ。
だって、子どもの時から”健康で長生きするために”とか”長寿のお祝い”などのキーワードをごく当たり前の「良きこと」として生活してきたんだから。
長生きがよしとされる価値観は過去のものなのかもしれない。
日本人は長生きと豊かな老後のためにお金を使って頑張ってきたわけだが、今後は思い通りのタイミングで人生を終わる、長生きしないためのサービスなどにお金を使うようになるかもしれない。
サイフォン抽出がウリだったか
早く死ぬためのサービスなんて、今の倫理観では信じられないし、ひどい発想だと非難されそうだが、社会は変化することを既に私たちは知っている。
それが必要とされるなら、”OECD高齢者”の私もそのサービスやコミュ二ティをデザインしていきたいな。
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