ダンコンFP、お断り
不要不急の外出は自粛の期間ではあるが、アポイントがあるので池袋まで行ってきた。
池袋までバスで2回も行ったのに 私の時間を返せ!
10日前にヤマダ電機の家計相談窓口で「その情報を見える化してください」と依頼してあり、
それが出来上がるということだったからだ。
それらしき資料を元に説明が始まったのだが、「〇万円引く△万円で□万円が残るので、老後資金は不足はしてない」というざっくりした内容。
それは、前回も聞いたわ。
箇条書きではなくて、今回は見える化するということでしたよね?
これではあなたがメモしていたことを箇条書きにして私に見せてるだけだわ。
箇条書きのことは視覚化(ビジュアライズ)とは言いません。
あなた、10日間、何をやってたの?
私が今日出てくると思っていたのはこのテの資料
いや、いやな予感はしていたのだ。
前日、日時のリマインドは来たが、スマホ(電話)へのショートメッセージだった。
前回私は名刺を渡しましたよね?
そこにメールアドレスは記載してありますが。
そして、前回も”ダンコンのセダイ”と言っていたが、今日も”ダンコンのセダイ”を繰り返している。
おそらく「団塊(ダンカイ)の世代」のことを言っているのだろう。
30歳くらいの社会人なら知らなくても責めるつもりはないが、仮にもファイナンシャルプランナーなら、老後の話をする時のキーワードとして団塊の世代は知っていなければまずい。
横浜元町リカちゃん(ポンパドウル×キタムラ)
さらに、前回も今回も、あれこれ聞いても、「わかりません」「聞いたことがありません」が多すぎる。
「聞いたことがない」と言われても30歳のアナタが聞いたことがなくても、50代の私は聞いたことがあるから今話題にしているんだけどね。
老後のことだって、「介護に必要になったら妹さんが面倒をみてくれます。家族ならそう考えるのが普通です」。
いえ、そういうことが嫌だから相談に来ているわけですけど。
この人、私に子どもがいたら「息子のお嫁さんなり、娘さんが見捨てるようなことはしませんよ」で済ませそうだ。
そんな親族の犠牲の元に成り立つ老後を避けるための相談に来ているというのに。
埒があかないので、箇条書きが手書きされた資料を持って帰ろうとしたら制された。
なんでも、ヤマダライフさんでは担当者が手書きした資料は顧客に渡せないことになっているとか。
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エエーッ!
今まで、生保の営業さんとかでも必ずや設計書とか何種類も作ってくれて家族で話し合ったりしてきたけどね。
渡せないって、じゃあ、私は商談の内容を暗記しろということ?
図解なら目に焼き付けることもできなくもないが、5-6行の箇条書きを暗記して帰るのは無理だ。
かくして、私はバス代(210円×2)×2日=840円かけて、相談に行き、資料を何一つもらわず帰ってきた。
持ち帰れたのは自発的にメモした箇条書きのみ
こら、ヤマダライフの総合パンフレットくらい渡さんか。
しどろもどろの”ダンコンFP”に泣きたくなったのはこっちのほうだ。
以前、東京藝大を何浪かしてる受験生がダラダラしているのを見て、”私が真面目に勉強して受験したら藝大でも受かるかもしれんな”と思ったことがあったが、結局その後、そうなった。
今回は、”こんな名ばかりFPに相談するくらいなら、私が真剣に勉強してファイナンシャルプランナーになったほうがいい”と考えた。
もしかすると、今後の人生で「オリンピックの年にあまりにひどいFPに出くわして、頭にきたので、自分が勉強してFPになりました」という展開がある気がしてきた。
私なら計算して、お客様にわかりやすい図解にしてお見せするし、お持ち帰りいただきますから。
いくら何でもヤマダライフのFPすべてがこうではないとは思う。
運のいいはずの私がハズレを引いただけなんだと信じたい。
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