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アイコングラフィーで図解
メリー・クリスマス
今日はプラクティショナーという資格をとった図解技法「ストラクチャードコミュニケーション」のアドベントカレンダーのライター当番にちなんで、この2年、大学院で研究していたテーマをご紹介します。
グループワーク後は右側のような図解ができるように
※アドベントカレンダー
クリスマスの12月25日まで、1日からカウントダウンしながら開いていく日めくりのようなカレンダー
情報を視覚化する
「eワークショップ」デザイン
なぜ情報を視覚化するか?ですが、文字情報を耳から聞いたのでは聞き終わりまで時間がかかり、目で読んでも理解に時間がかかります。
一瞬で相手に伝わるためには視覚情報で見せるべきなのです。
テスト中はAmazonの無料ピクトグラムを利用していた
情報を視覚化する方法として、世の中には小学校で習う表やグラフを初めとして、さまざまなものがあります。
けれども、図工や美術の分野になると、”絵を描くことは苦手”と思っている日本人のなんと多いことか。
(チコちゃんではありません。調査研究結果も出ています)
白紙にゼロベースで絵を描いていこうとするから難しいのです。
何かを使えば楽になるはずだということで、これまでに、スタンプやシールなどが考えられてきました。
代わって私が着目したのはプレゼンテーションソフト「PowerPoint」(パワーポイント)のクラウド「Microsoft365」で使えるピクトグラム「アイコン」です。
アイコンは「挿入タブ」のこちらから使えます
日本でのパワーポイントのシェアは96%以上。
またMicrosoft365は教育機関の教職員と生徒は無料で使えます。
「いらすとや」で提供されるような無料のイラストでもよいようなものですが、作者のタッチが反映されてしまいます。
極限まで作風が抑えたイラストがピクトグラムで、誰でも無料で使えるのがアイコンなのです。
そのほかにもMicrosoftのパワーポイントを使う大人の事情はあるのですが、それは卒業できた暁に種明かしをしましょう。
タイトルも本文中も「PowerPoint」を「パワーポイント」に変更したのは、論文を検索した場合、アルファベットでは外国のものばかりが検索されるため、日本で目に留まるにはカタカナ表記だと気づいたからです。
アイコンを使って図解することを、私は「アイコングラフィー」と名付けました。
これを誰かと一緒にやれば、新しいアイデアが生まれて相乗効果が出るのではないか?
ここ10年ほどオンラインで学ぶ「eラーニング」の研究が盛んですが、オンラインなら離れた人同士でもワークはできるのではないか?という仮説を立てました。
それを実証するためにオンラインでのワークショップ「eワークショップ」を開催しました。
一人で進行するため緻密な設計をしましたが、それがデザインの部分ということになります。
フリーハンドからアイコングラフィーまでのステップ
一時はどうなることかと思いましたが、リサーチと研究、練習を重ねて、全く別の場所にいる人たちが同じスライドを同時に操作して制作するワークが実現しました。
さて、その結果は…?
webでアンケートをとりましたが、アイコンを使って、他者と協力することによって多くの人が苦手意識を軽減できました。
3,600種類の中から私がチョイスしたワーク用アイコン
コロナで参加者の全員がオンライン会議システムZoomを経験されていたことも追い風でしたね。
私は普段、プレゼンテーションや資料作成を教えていますが、アイコングラフィーを身に着けると何がいいかというと、スライドや資料に、誰も読むことがない文章をぎっしり詰め込むことがなくなることでしょう。
(私が数えたところ)アイコンの数は3,600以上あります。
その中からどれを選んで、どのように使っていくかがポイントです。
(視線誘導、オブジェクトのつなぎ方等、簡単だけど重要なことがいろいろ)
詳しくお知りになりたい方はお問い合わせください。
好評発売中!
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