新しい見本市様式
16日は現在開催中の教育IT系の見本市で幕張メッセへ。オンライン教育を研究しているなら最新のツールやシステムのチェックは欠かせないので。
口頭説明をあきらめ、パネル展示だけにした企業
同じ見本市をビッグサイトに見に行ったのは5月か6月のことだったと思うが、去年ではなかった気がするので、2018年のことだとすると2年数か月ぶりのことになるのだろうか。
また、放送大学の本部も京葉線の海浜幕張駅が最寄りだが、海浜幕張駅で下車するのも1月の口頭試問の時以来なので8か月ぶりになる。
見本市があっても京葉線はガラガラ、広告もスカスカ
7月末にバレエの発表会で大ホール、9月上旬にコンドルズ公演で大ホール、そして9月半ばに大コンベンションセンターと、少しずつ私の行動範囲が広がっているということは、日本経済も活性化しつつあるのだろう。
少し来ない間に近隣のフードコートなどが充実していたが、ということは五輪が開催されず、見本市がない間は、それらの飲食店に働く従業員も仕事がなかったのかもしれない。
海浜幕張はゴーストタウンになっていたんだろうなあ。
お世話になった人事系の会社が出展しておらず心配
来場者はマスク着用でなければ入場できないが、入口では一人ずつサーモカメラで検温し、手指消毒だ。
当然ながら、カウンターや入口に立つスタッフもマスク+フェイスシールドの完全防備。
エスカレーターでフロアに下りてみて、すぐに気づいたのはイベントコンパニオン、ナレーターコンパニオンがしゃべっていないことだろう。
以前ならアドバルーンが立ててあった空間
マスクにフェイスシールドで資料などを配るだけ。
では説明はどうするかというと、説明動画の中のプレゼンターが話すのだ。
説明する人たちの外をガラス張りで囲って、それを来場者が窓越しに見るようなブースもあった。
ペットショップをのぞく家族連れみたい。
向い合わせの商談スペースには透明パーティション
そのほかには、スペースだけ申し込んだものの、結局社員は来ず、パネル展示のみというブースも数多くあった。がらーんとしている。
動画が話すかパネル展示だけの無人ブース
教育展のほうも前回はプログラミング授業の教材が多かったが、今回はIT教材とコロナ感染防止グッズの二毛作ブースみたいなものが多い。
本業のほうは今は売れないから、マスクや消毒液、パーティションを売って稼ごうという思惑が見てとれた。
シャッターを上げ、申し訳程度の換気と休憩スペースも一人ずつ、
見本市やイベントの業界は大変だ。
価値観がガラリと変わって、何を売っていけばいいのか、そのために準備すべきは何かが全く変わってしまったのだから。
テレワーク専用の移動式オフィスの提案
そういえば、私も企業の広報として、ゲーム業界、旅行業界の見本市の出展担当者や責任者をやったことがあるが、ギブアウェイ(粗品ノベルティ)とか、どこの誰に発注していたんだろうねえ。
全部忘れた。
覚えているのは四半世紀前のゲームショーのコナミの出展料が3千万円だったことだけだ。
(内装、配電、コンパニオン、ノベルティ、印刷物等、含まず)
この先もどんどん変わっていくはずなので、見本市から目が離せない。
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プレゼン・コンシェルジュ天野暢子
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