富士山で言えば10合目 | 【日刊 ノボちゃん】

富士山で言えば10合目

今年のできごと、今年のうちに!

 


富士山頂からの”ご来光”

というわけで、今年は日本の象徴、富士山に初登頂した。

日本人なら一度はやってみたいことの筆頭が富士登山なのではないだろうか。
ほかに相撲観戦などもあるが、これはお金さえ払えばいくつになっても可能だろう。
富士山は自分の足で登らないといけないので、1歳でも若いうちにやっておきたい。

ただし、富士山に登るにはどういう段取りで、どういう装備で行けばいいかさっぱりわからない。
それが2013年のキナバル山登山の説明会に2回も参加したことで多少見えてきた。

段取り→ツアーに入ればOK
装備→フルレンタルすればOK

ということで、私の目に入ってきたのは東京-大阪間のバスでなじみのあるVIPツアーの富士山バスツアー。
しかも、バスツアーだけなら1万2千円~で、装備をフルレンタルしても2万5千円でおつりがくる。

これ、これ、これでしょ。
これで行ってくるしかないわ。

キナバルで誰を誘っても同行者など1人も見つからないことには凝りているものの、一応行ってみたい人はいないかFacebookで声をかけてみたら数人が手を挙げてくれた。

うち3名が実際に日程の調整がつき、老若男女4人の富士登山隊が結成された。
名付けて「CGM登山部」(しじみとざんぶ)。

 


CGM登山部のメンバー

いつ行ったかは4人の秘密だが、私が静岡に行っている期間ではなく、富士山が山開きしている間だ。

新宿西口集合だったが、そこには何十台も富士登山の観光バスが待っていた。
半分くらいは外国人だろうか。

昼前に5合目に付いても外国人を中心に原宿駅前のような混雑だ。

 


うちのパーティーのガイドさんは童顔

レストハウスでレンタル品を受け取り着替えし荷物を預けるが、これに思いのほか時間がかかった。
昼ご飯を食べる余裕が一切なく集合に駆けつけた。

そこから登山ガイドさんの案内で20人ほどが登っていく。
途中雨が降るのでカッパを着たりするが、外国人は基本的に軽装だ。
ガイドなしで自由に登っていくグループもいる。

30分歩いて10分休憩みたいなことを何回も繰り返すが、思っていたのと違ったのは、休憩できる山小屋がたくさんあること。
そこではおにぎりやアイスクリーム、ペットボトル飲料なども売っていて、400-500円払えばいつでも買えるのだ。

山小屋にはトイレもあって、200円のチップを払えばトイレも行ける。
これがキナバルとは大きく違うところだろう。

必要なのは小銭であって、おやつなどは重いものを無理してしょっていく必要はない気がする。

19時に自分たちの山小屋に到着し、ハンバーグカレーの夕食後、一人50センチ幅の寝床で仮眠する。
23時集合なので本当に仮眠だ。

 


カップ麺を持参すればお湯も200円で買える

そこから4時間ほど歩いて山頂まで。
ヘッドランプをつけてストックを持って上がっていくが、酸素が薄いからか私はグループの最後尾をひいひい言いながらついていくのみ。

自然と1列縦隊になるのだが、遅れをとってしまうのだ。
ツアー代金の中に、頂上のお鉢と呼ばれる火口のガイドも含まれていたが、「あなたは無理」とガイドさんに断られてしまった。

初めてだからガイドさんに従うしかないが、逆に20人のペースに合わせずさらにゆっくり登ることができたら、登山が楽になる気がする。

 


霧の中を合羽を着て登っていく

キナバル山で、ガイドさんポーターさんを一人占めし、私だけのペースで登っていけたことがどれだけぜいたくだったかが、よーくわかった。

何回も仲間3人に何回も自主休憩をとってもらいながら夜中の2時台に山頂到着。

私は仕事の進捗などを確認する際
「富士山にたとえたら何合目?」
と尋ねることが多いが、
これぞまさしく
「富士山で言えば10合目」だ。

そこから3時の山小屋開店を待って、配られた助六弁当と注文したみそ汁で朝食。

そう、山頂には食堂があり、お金を払えば温かいメニューがいただけるのだ。
ペットボトル飲料も買えるし、自販機まである。

 


弁当は無料の屋外で食べることも可能

これも4畳半くらいしかないキナバル山の山頂とは全く違った。

そこからご来光を待った。
自由行動の外国人は山頂に群がっていたが、日本人ガイドは山頂から少し下った場所から朝日を拝ませてくれる。

周囲にはパーティーのメンバー以外誰もおらず、さすがに認定ガイドの案内は違うね。


ただし、確かに朝日はキレイだが、ご来光に合わせなければ、山小屋を早朝に出発しても帰りのバスには間に合うこともわかった。

上りは岩道を行くが、下りは砂利で舗装された道を帰る。
キャタピラー車が通れるような道だ。

えっ、こんな道があるなら最初からこの道を通りたかったかも。

そういうわけで、初めての富士山珍道中は終わった。
帰りも時間がなく、食べたり土産物を買う暇はなかった。

 

黒色は溶岩という説明のあるソフトクリーム

次に行くなら、
山小屋だけ予約して、ガイドさん付きのパーティーには入らず、本当にマイペースで登っていく
レストハウスでは時間がないので前後の山小屋で食べる
最初からなだらかな砂利道コースを選ぶ
といった工夫ができそうだ。

 


後日、静岡生活の時に富士山グッズをおみやげの代わりに購入

それにしても、山小屋宿泊と夕食、朝食弁当、帰りの温泉&タオルまでついて1泊2日で1万4千円台は安い。
自家用車では入山できないことになっているので専用道路手前の駐車場に有料で止めることにある。

それだったら絶対にバスツアーがオススメだ。

できれば今年の登山は”予行演習”扱いにしたい。
納得のいく“本番”を2019シーズンに決行したいので、今のうちから同行者、大募集です。


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