二夜連続芸術選奨 | 【日刊 ノボちゃん】

二夜連続芸術選奨

今年度はとにかくアートに向き合うと決めた私だが、今週は座学でなく体を動かすことが多い。

 

真ん中が先生、私はその左の太鼓

 

6月13日からは大学の舞台芸術論から発展して、3日間の和太鼓のおけいこがあるのだ。

 

指導くださるのは林英哲さん。

http://www.eitetsu.net/

 

言わずと知れた、日本を代表する和太鼓奏者だ。

 

座学部分で先生が話されたことには、美大をめざして浪人中に誘われて、佐渡島のコミューンのような「鬼太鼓座」に参加。
その後、「鼓童」を経て、ソリストになったのだそうだ。

 

講義部分にはお弟子さん7人を連れて3曲ほど披露くださった。

 

和太鼓の何がいいといって、初見の観客にも明らかにわかるような徒弟制度があることかもしれない。
師匠と弟子は友だちや仲間ではないことが見てとれる。

 

阿波踊りで天水連、サンバでバルバロスにいて一流の打楽器は聞き慣れているはずの私だが、和太鼓はまた別の世界だ。
和太鼓の「わ」の字もわからない私だが、本物の振動で体が震え、涙がこぼれそうになった。

 

打楽器も音符があり、五線紙を見せてくださった

 

続いて和太鼓のレッスンというか、ワークショップのような実技がある。

まずはウォーミングアップをするのだが、最初にやるのは靴も靴下も脱いで裸足になること。

 

次に、跳躍や体ひねり、スクワットなどやるのだが、号令をかけながら各100回。
中学高校大学と運動部で、今もカーブスに通っている私でも息が切れる。
運動経験のない方にはちょっと勧められないキツさだ。

 

和太鼓の歴史も学ぶ

 

英哲先生は今年65歳だそうだが、半世紀近く体を鍛えられているので、見事な体。
しわもなく、髪も黒々、フサフサ。

言われなければ、40歳くらいにしか見えない。

 

心の底からこんな65歳になりたいと思った。

憧れに男女など関係ないね。

それは突然目の前に神様舞い降りてきたかのごとくだ。

 

ただし、どれだけファンやおっかけでも隣で教えてもらえる機会などそうそうないだろう。

私は何事も最初から一流、本家の人から習いたいという希望があるのだが、現代の和太鼓を作った教祖のような方から直々に教えていただけるのは本当にありがたいことだ。

 

30分ほど来歴をお話しくださって知ったことには、英哲先生は20年前(1997年)に芸術選奨で文部大臣賞を受賞されているのだとか。(当時の名称は文部省)

 

そういえば、ダンスを習っている近藤良平先生(コンドルズ)も今年2017年の芸術選奨・文部科学大臣賞を受賞された。
そして、前夜は長年続く通常のレッスンだった。

 

気がつけば、二夜連続文部科学大臣賞のアーティストから直接、芸術の指導を受けていた。
(和太鼓は3日連続なので、厳密には4日連続)

 

衣装、照明付きのパフォーマンス

 

そんなありがたい状況に感謝して、学び、吸収しなければばちがあたりそうだ。


今日もがんばります。
明日もがんばります。

 

和太鼓のすごさははまた今度。

 


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