津屋崎千軒
福岡での法要の翌日、案内されたのは津屋崎だ。
小さな漁船が集まる港
福間町と津屋崎町が10年前に合併して福津市というらしいが、JR博多駅から30分で着く。
シルバーの移住紹介番組「人生の楽園」( http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen_2016/contents/past/0323/ )で見てなんとなく記憶に残っていたが、“訪ねてみたい!”というきかっけになったのはNHKのドラマ「ここにある幸せ」( http://www.nhk.or.jp/fukuoka/drama/shiawase/ )だろう。
NHK福岡の制作だが、後日全国放送された。
ここがドラマの舞台
しばしば私が老後に移住するならここと言っている、鞆の浦(広島県福山市)に似た町だ。
漁村というのか、港町というのか…。
そんなことを義母にメールしたら、なんとそこは義母の祖父母が商売をしていた町で、義母の母も義母自身も育った町ということだ。
津屋崎にも山笠がある
「行ってみたい」と母に伝えたら、「喜んで」ということになった。
法事のタイミングで津屋崎を訪ねることは何か月も前から決まっていた予定だ。
かつてのメインストリート津屋崎千軒は江戸から明治にかけて海上交易と塩田で栄えた町で、かつては千軒の家でにぎわったことからその名が付いているという( http://www.tsuyazaki-sengen.com/ )。
プチ鯛はこんなに入って200円
市場の上の食堂で昼食をとったあと、通り雨に降られて雨宿りから津屋崎めぐりがスタートしたのも一興だ。
イカの活き造りは本当にイカが動いていた @空と海
ドラマの1シーンにもなった文具店の店主は母の幼なじみということで、おみやげを持ってアポなしで、突撃訪問。
三苫文具店もドラマのロケ地
今から70年も前に遊び場だった小さなお社、小さなお地蔵さんの両方を案内してくださった。
そのほかにはドラマの舞台となった「藍の家」や「豊盛」を作る豊村酒造( http://www.toyomurashuzou.jp/ )などを見て回る。
豊村酒造は昔ながらの造り酒
ドラマからしばらくたっているし、平日なので、この町を歩く人など私たちのほかにはいない。
移動には1時間に2本しかないバスを使った。
「♪岬めぐり」が頭の中をかけめぐる
新潟や栃木を見せられて「ここがふるさと」と言われてもピンとこないと思うが、津屋崎なら私も“ふるさと”を感じられる。
それは私の“ふるさと”、能美(広島県・江田島市/旧本籍地)と似た場所だからに違いない。
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