鰻谷 蛸にし家 | 【日刊 ノボちゃん】

鰻谷 蛸にし家

12日、大阪・心斎橋へ。某企業様の研修にうかがって以来約2年ぶりだ。その前は何年前か分からないほどご縁のない大阪。


帰りまでのわずかな時間で小腹を満たそうと、長堀橋方面に歩いた。串カツ…東京でも食べられる。牛すじ関係和食店…まあ東京でも食べられるし、時間がかかりそうだ。


そこで目に飛び込んできたのがカウンターのたこ焼きだった。店の名は「鰻谷 蛸にし家」

狭いがフード、ドリンク大充実


メニューのたこ焼きのページにはハイカラ焼きというのがあって、見たことがないのでそれを頼んでみる。


「これは大阪ではどこにでもあるものですか」と尋ねると、「この店のオリジナル」と言われた。天かすののったうどんを「ハイカラうどん」と呼ぶように、たこ焼きに天かすがのっているからハイカラ焼きだそうだ。


天かすがのった「ハイカラ焼き」


飲み物も工夫がされている。シークワーサー・トマトサワーは地球上探してもどこにもないメニューだ。トマトの部分がジュースやカクテルではなくトマトピューレ。オレンジと赤がどろりとからんだところをサッをまぜていただく。


トマトピューレがなければ作れないココだけの味


たこ焼きが焼けるまでに頼んだポテトサラダも辛子が効いていて私好みだ。ゴーヤサワー、ガリガリ君サワーのほか、おでんだしにたこ焼きも入ったラーメンもあるらしい。


店主がカウンターの中で下を向いて話しているのでのぞき込んだら、2歳半くらいの双子女児が。大手企業勤務の奥さんが出張のため、店主が子守をしつつたこ焼きを焼きながら営業しているという。


さらには道路に出っ張ったカウンターを縮小する工事の業者も来ていた。店は朝まで営業で、飲食店従業員などが夜食を食べるため立ち寄ることが多いので一品料理を充実させているという。


営業時だけ出っ張っるカウンター小部屋


ほんの通りすがりで滞在時間20分ほどだったが、この店を取り巻く事情はほぼ知ってしまった。近所なら絶対常連になるなあ。


国内外、初めて行く町でも必ずうまいものを見つけ出す嗅覚には自信があるが、この「鰻谷 蛸にし家」さんは自分史上、一、二を争う掘り出し物だろう。


蛸にし家


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ただいま【3312号】